可児川駅

可児川駅について

可児川駅（かにがわえき）は、岐阜県可児市の土田北割田に位置する名古屋鉄道広見線の駅です。駅番号はHM04で、利用者にとっての便利な交通手段となっています。

歴史

この駅は1925年4月24日にライン遊園駅として開業しました。1928年には、日本ライン下りの船乗り場までのバス路線が設けられ、名古屋鉄道にとって初の直営バス路線となりました。1943年には土田駅と改名され、その後1949年に再びライン遊園駅に名前を戻しました。1957年には名古屋パルプ専用側線が開通し、1977年には高速停車駅に昇格しましたが、1982年にはダイヤ改正により高速が廃止され、その年の11月には貨物営業が終了しました。

その後も駅は進化を続け、2003年に特急停車駅となり、2007年には無人化、駅集中管理システムが導入されました。2011年からはICカード乗車券の「manaca」が利用可能になり、より便利にアクセスできるようになりました。

駅の構造

可児川駅は相対式ホーム2面2線を備えた地上駅で、無人で運営されています。駅舎は新可児方面にあり、自動券売機や自動精算機が設置されています。ホームは構内踏切で接続され、バリアフリー設備も整っています。待合室は犬山・名古屋方面へのホームにしかありませんが、改札内にはトイレも完備されています。かつて貨物用の引き込み線があった名古屋パルプへのアクセスは、貨物営業廃止に伴い撤去されましたが、一部のレールが近隣の踏切に残されています。

利用状況

2013年度のデータに基づくと、1日の平均乗降人員は1,535人で、名鉄全駅中197位、広見線の駅の中では5位でした。過去のデータでは、1992年度の1日平均乗降人員は1,992人で、岐阜市内線を除く名鉄全駅の中で172位にランクインし、広見線・八百津線の駅では7位でした。このように、可児川駅は地域にとって重要な交通機関として機能しています。

駅周辺

駅の周辺には、工場群が立ち並んでおり、中でも大王製紙可児工場（旧名古屋パルプ）やカヤバ岐阜南工場が近くに位置しています。また、地域医療機能推進機構可児とうのう病院も徒歩2分の距離にあり、生活・医療面でのアクセスも便利です。さらに、土田郵便局も近くにあり、利用者にとって様々な利便性を提供しています。また、あい愛バスの「古井駅-可児川駅線」が運行されているため、交通の便も良好です。

隣の駅

名鉄広見線の隣接駅は、西可児駅（HM03）と日本ライン今渡駅（HM05）で、可児川駅はこの路線の重要な停車駅として、多くの人々に利用されています。

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