日登駅

日登駅（ひのぼりえき）

日登駅は、島根県雲南市木次町寺領に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）木次線の駅です。愛称は「素戔嗚尊」（すさのおのみこと）で、地域の人々に親しまれています。

歴史

日登駅は、1932年（昭和7年）12月18日に鉄道省木次線の木次駅 - 出雲三成駅間が開通した際に開設されました。当時の所在地表示は島根県大原郡日登村寺領でした。

1932年（昭和7年）12月18日：鉄道省木次線木次駅 - 出雲三成駅間開通時に開設
1959年（昭和34年）11月：業務委託駅化
1961年（昭和36年）9月23日：貨物取扱廃止
1971年（昭和46年）
10月1日：荷物扱い廃止。簡易委託駅化
11月：駅業務委託先を板持土木（建設業）に変更
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の駅となる
2018年（平成30年）5月：駅舎改修工事完了、記念式典開催

駅構造

備後落合方面に向かって左側に単式ホーム1面1線を有する地上駅（停留所）です。木次鉄道部が管理する簡易委託駅で、駅事務室は板持土木（建設業）の事務所となっています。平日および一部土曜日の勤務時間内には、常備券で切符を購入できます。

特徴的な木造駅舎は、2018年に改修工事が完了し、トイレは駅舎正面右側に移設されました。

利用状況

近年の1日平均乗車人員は以下の通りです。かつてと比較すると利用者は減少傾向にありますが、地域住民にとって重要な交通手段となっています。

1984年度：34人
1994年度：22人

駅周辺

駅周辺は田畑や林に囲まれたのどかな風景が広がっており、点在する民家が静かに佇んでいます。駅舎側には島根県道45号安来木次線が並行し、その反対側には久野川が流れています。駅の西側には郵便局、駐在所、小学校、業務用厨房機器メーカーの工場があり、東側には広域農道が通っています。駅から北へ進むと奥出雲葡萄園がありますが、駅から少し離れています。

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）

木次線
木次駅 - 日登駅 - 下久野駅

日登駅は、木次線の旅において、自然豊かな景色と静かな時間を提供する駅です。ぜひ一度、足を運んでみてください。

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