日立システムズ

株式会社日立システムズ

株式会社日立システムズは、東京都品川区に本社を置く日本のシステムインテグレーターです。日立グループの情報通信事業において中心的な役割を果たしており、業界では最大手に位置しています。2011年の合併により、日立電子サービスと日立情報システムズが統合され、日立システムズが設立されました。

企業概要

日立システムズでは、運用・保守を中心に幅広いシステムソリューションを展開しており、ITライフサイクル全体にわたるワン・ストップ・サービスを提供しています。これは、システム導入のコンサルティング、設計・構築、そして実装を一貫して行うことを意味します。この企業は、日立グループ内では「HISYS」という略称で知られています。

沿革

• - 2011年10月: 日立電子サービスと日立情報システムズが対等合併し、日立システムズが設立される。
• - 2012年10月: 福島県郡山市にコンタクトセンターを開設。
• - 2013年7月: 仙台市の青年文化センターに命名権を取得し「日立システムズホール仙台」と命名。
• - 2020年12月: ITサービスにおいて不正侵入が発生し、複数のユーザが影響を受ける事件が発生。

主要事業とサービス

日立システムズの主な事業は以下の4つです。
1. システム構築事業
2. システム運用・監視・保守事業
3. ネットワークサービス事業
4. 情報関連機器・ソフトウェアの販売および開発

また、ファシリティサービスや購入代行・サプライサービスといった事業も展開しています。

主要なサービスには、クラウドサービス、マネージドサービス、BPO、運用サービス、データセンターサービス、グローバルソリューションなどがあります。業種ごとに特化したソリューションも提供しており、公共、介護、金融、製造・流通、サービス業など、多岐にわたる業種に対応しています。

特に公共事業には、ライフサイクルをトータルサポートするソリューション「CYDEEN」や自治体向けの「ADWORLD」が存在します。また、介護・福祉関連の業務管理システム「福祉の森」も展開しています。金融業向けには「Finnova」という体系化されたソリューションがあり、製造や流通業界向けには「FutureStage」という基幹業務ソリューションが提供されています。

拠点とグローバル展開

日立システムズの国内の拠点としては、東京本社をはじめ、関東、東北、中部、近畿、中国、九州に支社やオフィスがあります。また、海外展開も進めており、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、タイ、シンガポール、インド、中国など、多数の国に拠点を持っています。

結論

株式会社日立システムズは、技術力と幅広いサービスを基にしたシステムインテグレーションを提供することで、さまざまな業界や顧客ニーズに応えています。企業のデジタルトランスフォーメーションを支援し、持続的な成長を目指す中で、日々革新を続けています。

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