明宝歴史民俗資料館

明宝歴史民俗資料館の概要

明宝歴史民俗資料館は、岐阜県郡上市明宝地区にある資料館です。この資料館では、地域に根ざした歴史や民俗的な資料を収集し、保管、展示しています。1970年に「明方村立博物館」として設立されたこの施設は、もともと奥明方中学校の教職員と生徒が集めた資料を元にしており、初めての展示が中学校内で行われていました。

その後、収蔵品の増加に伴い管理が困難になり、1970年には村に移管され、1977年には現在の場所に引っ越しました。1992年には村名が変更されたことから、名称も「明宝村立博物館」に改名され、以降、2008年には「明宝歴史民俗資料館」となりました。

所在地と施設の特徴

資料館は旧・明方村立奥明方小学校の跡地にあり、目を引くのはその施設が1937年に建てられた木造校舎をそのまま利用している点です。建物は温かみのある木のぬくもりを感じられ、訪れる人々に親しみを与えています。また、所蔵されている資料の数は約47,000点に達し、その中には3,594点の国重要有形民俗文化財も含まれています。

運営はNPO法人「ふる里めいほう」が担当しており、地域の歴史に対する理解を深めるための様々な取り組みがなされています。

開館時間と利用案内

明宝歴史民俗資料館の開館時間は10：00から16：00までで、月曜日や祝日の翌日、そして冬季（12月から3月）の平日には休館します。入場料金は、高校生以上が210円、小中学生は150円というリーズナブルな設定です。

さらに、郡上市に在住の高校生以上の方を対象に、郡上一帯にある7つの有料博物館を巡れる年間パスポート券も用意されており、特に地域住民にとってはお得な制度となっています。

交通アクセス

明宝歴史民俗資料館へのアクセスは非常に便利で、長良川鉄道越美南線の郡上八幡駅から八幡観光バス明宝線を利用し、「明宝庁舎前」のバス停で下車した後、徒歩で約10分です。また、東海北陸自動車道の郡上八幡インターチェンジから国道472号を通ると、車で約20分で到着します。

まとめ

明宝歴史民俗資料館は、岐阜県郡上市の地域文化と歴史を学ぶための重要な拠点です。温かみのある施設と豊富な収蔵品は、訪問者に多くの知識と感動を提供しています。歴史や地域文化に興味のある方は、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

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