木梨憲武

木梨憲武について

木梨憲武（きなし のりたけ）は、1962年3月9日に生まれた日本のお笑いタレント、歌手、俳優、アーティストです。1980年より石橋貴明と共にお笑いコンビ「とんねるず」を結成し、お茶の間で親しまれ続けています。彼は現在、キナシコッカ株式会社の代表取締役社長を務める一方で、様々な分野での創作活動にも従事しています。家庭では、女優の安田成美と結婚し、3人の子供をもうけています。また、彼の従兄である木梨盛祥は無所属の杉並区議会議員として活動しています。

略歴

木梨は世田谷区出身で、父は自転車店「木梨サイクル」を経営していました。彼は地元の学校を経て、1977年に帝京高校に進学し、そこでサッカー部に所属しながら、同級生の石橋とコントのネタを披露するなど、才能を開花させていきました。高校時代、日本テレビのバラエティ番組『TVジョッキー』にて、モノマネを披露して5代目チャンピオンに輝き、石橋との初共演を果たしました。

1980年、高校を卒業後、東京ダイハツ販売に就職しますが、その傍らでお笑い番組に出演し始める。その中で、同年7月に『お笑いスター誕生!!』にて石橋とコンビ「貴明＆憲武」として出場します。1981年までに彼らは「とんねるず」に改名し、1982年にはグランプリを獲得。デビュー後はトラブルが続き、しばらく下積み時代を経験しますが、1984年に『オールナイトフジ』にレギュラー出演し、知名度を上げました。

彼はその後、1984年から1986年にかけて、深夜ドラマ『トライアングル・ブルー』に出演し、若者たちからの人気を獲得。1994年に安田成美と結婚し、以降も音楽活動や創作活動に精力的に取り組んでいきました。

音楽と俳優活動

音楽に関しては、1986年に制作した「かき氷は宇治金時」で作曲に参加、その後も「憲三郎＆ジョージ山本」としてヒットを飛ばします。また、歌手としても1996年の『第47回NHK紅白歌合戦』に出場したり、2019年には完全なソロ活動を開始し、自社レーベル「木梨レコード」を立ち上げました。

俳優としても数多くのドラマや映画に出演しており、コミカルな役柄だけでなく、シリアスなキャラクターも多く演じるなど、その柔軟さが評価されています。特に、1998年に連続ドラマ『甘い結婚』で初主演を果たし、それ以降も様々な作品に出演してきました。

現在の活動

最近の木梨は、美術展や個展を全国で開催し、彼のアート活動も注目を集めています。2014年から2016年にかけては、創作活動20周年を記念した個展を開催し、43万人を動員しました。さらに2022年には、再び大規模な美術展を行い、122万人を集めるなど、その人気は衰えを知りません。

また、彼は現在もテレビやラジオでも活躍しており、変わらない人気を誇っています。2024年1月には自伝を出版する予定で、ますます多彩な活動を続ける木梨憲武から目が離せません。

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