末広大橋

末広大橋の概要

末広大橋（すえひろおおはし）は、徳島県徳島市を流れる新町川に架かる斜張[[橋]]です。この橋は南末広町と昭和町8丁目を結ぶ重要な交通路として、地域の発展に寄与してきました。1975年に完成し、全長470メートル、中央支間長は250メートルであり、4車線の車道を備えています。営業時間中の制限速度は60km/hで、日々約3万台がこの橋を通行しています。

橋のデザインと特徴

末広大橋の特徴は、支柱のデザインにあります。橋を支える2本の塔は、航空障害標識の色である紅白に塗装されています。この塗装は、かつての大阪府にある大和川橋梁に似た印象を与え、目を引く存在となっています。また、完成当初は日本最長の中央支間長を持つ斜張[[橋]]であり、その後も徳島市の象徴として位置づけられました。完成時は多くの見物客が訪れ、日本各地の風景の一部となった歴史があります。

歴史的背景

この橋は元々、末広有料道路の一部として建設されました。1976年7月31[[日]]に開通式を迎え、翌日の午前0時には実際に交通が開始されました。開通当初は通行料金が設定されており、原付は20円、軽自動車は100円、普通車は200円といった料金体系でした。また、料金所は末広2丁目に設けられていました。しかし、交通量の増加や利用者の便宜を考慮し、1997年4月1[[日]]には無料開放されました。この決定は、隣接するかちどき[[橋]]の渋滞対策として、料金徴収期間を満了しないまま行われました。

現在の役割

現在、末広大橋は徳島東環状道路の一部となり、国道11号および国道55号の迂回路として機能していますが、環状線自体は未だ全通していません。そのため、迂回路としての役割には限界があるものの、地元の交通網においては外せない存在となっています。また、隣には富田橋やかちどき[[橋]]といった他の重要な橋も存在し、地域交通の利便性を支えています。

特筆すべき点

末広大橋は徳島市のランドマークとなっており、その美しいデザインは多くの人々に親しまれています。一方で、現状ではライトアップなどの美観に関する施策は行われていません。今後、さらなる地域連携や観光資源としての役割が期待されている橋でもあります。いずれにせよ、末広大橋は徳島市や周辺地域にとって欠かせない交通の要所であり、過去から現在にかけてその重要性は変わることなく、地域社会の発展に寄与しています。

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