本納駅

本納駅（ほんのうえき）

本納駅は、千葉県茂原市本納に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）外房線の駅です。1897年に房総鉄道の駅として開業して以来、地域の足として重要な役割を担ってきました。駅周辺は、かつて長生郡本納町の中心部として栄え、現在は茂原市の一部となっています。

歴史

本納駅は、1897年4月17日に房総鉄道の駅として産声を上げました。開業当初から旅客と貨物の取り扱いを行っていましたが、1971年7月1日に貨物取扱が廃止されました。その後、1907年9月1日には房総鉄道が買収され、帝国鉄道庁の駅となり、1987年4月1日の国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅として新たなスタートを切りました。

駅の設備面では、1997年6月29日に構内がCTC化され、2001年11月18日にはICカード「Suica」が利用可能になるなど、利便性が向上しました。2010年12月4日には、データイムのみ京葉線直通の快速列車が停車を開始し、都心へのアクセスが向上しました。しかし、2014年3月31日にはみどりの窓口の営業が終了し、2024年3月には自動改札機が撤去され、簡易Suica改札機が設置されるなど、時代の変化に対応した変遷を辿っています。

駅構造

本納駅は、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線の地上駅です。二つのホームは、駅舎の新茂原方にある跨線橋で繋がっています。木造駅舎は基礎部分がレンガ積みになっているのが特徴で、内部には広い待合所、自動券売機、簡易Suica改札機が設置されています。また、2008年3月に供用開始されたトイレや、島式ホーム部には締め切り可能な待合所も設置されています。

駅の運営体制は、2006年までは直営駅でしたが、その後はJR千葉鉄道サービス、現在はJR東日本ステーションサービスが駅業務を受託する業務委託駅となっています。駅の管理は茂原統括センター（茂原駅）が行っています。2010年2月10日からは外房線PRC型自動放送が導入され、より快適な駅利用が可能になりました。

のりば

本納駅では、上下線ともに2番線に発着します。ホームは10両編成まで対応しており、停止位置目標はホームを越えて11両、15両のものも設置されています。

利用状況

2023年度の1日平均乗車人員は1,492人です。過去には2000人を超える乗車人員を記録していましたが、近年は減少傾向にあります。

駅周辺

駅周辺は、かつて本納町の中心部として栄えましたが、1972年に茂原市と合併しました。現在も住宅地として、静かな雰囲気を保っています。

バス路線

駅前には「本納駅」停留所があり、以下の路線バスが発着しています。

小湊鉄道
本01：白子車庫行
本02：白子中央公民館前行
本03：北稜高校行
茂原市民バス
北部（豊岡）コース：清水集会所行 / 長生病院行

その他

茂原市は、JR東日本に対し、快速列車の停車、駅舎改築、ホームへの屋根の設置、東口改札の開設を要望しています。また、かつて駅待合室に大量の提灯が飾られていたことがありました。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■外房線

■快速（総武線経由）：通過
■快速（京葉線経由）・■普通（各駅停車）：永田駅 - 本納駅 - 新茂原駅

脚注

JR東日本の駅構内図などの公式サイトや、各種報道資料を参考に記事を作成。

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

駅の情報（本納駅）：JR東日本

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