杉山勝彦

杉山 勝彦

概要

杉山勝彦（すぎやま かつひこ）は、日本のソングライター、編曲家、音楽家およびプロデューサーです。1982年1月19日に埼玉県入間市で生まれ、元フォークデュオ「TANEBI（USAGI）」のギタリストとしても知られています。彼は非常に多才な音楽家であり、様々なアーティストへの楽曲提供を行っています。

音楽との出会い

音楽への興味は幼少期から培われ、特に母がピアノ教師であったため、幼稚園時代にピアノを習い始めました。しかし、ほどなくして辞めてしまいました。中学2年生の頃には、特にT-SQUAREというバンドに強い影響を受け、音楽のさまざまなジャンルに触れるようになりました。特に彼にとって特別な存在であるのがMr.Childrenで、彼の音楽人生の原点とも言えます。人生で初めて購入したCDもMr.Childrenの「名もなき詩」でした。

教育とキャリアの始まり

杉山は入間市立扇小学校から聖望学園中学校、聖望学園高等学校を経て、早稲田大学理工学部建築学科を卒業しました。在学中には音楽活動を積極的に行い、2006年には母校の学園祭にアカペラグループとして参加。その際にラッツ&スターの佐藤善雄からスカウトされます。これが彼の音楽家としてのキャリアの扉を開くことになるのです。

プロとしての活動開始

2007年、杉山はソニー・ミュージックパブリッシングの専属作曲家となり、嵐の「Step and Go」のカップリング曲「冬を抱きしめて」で正式に作家デビューを果たします。その後、2014年には上田和寛とのユニット「USAGI」としてシングル「イマジン」でメジャーデビューし、音楽シーンにおいて注目を浴びることとなります。

TANEBIとしての活動

2016年に音楽事務所を設立し、その後、USAGIから改名して「TANEBI」として独立します。このデュオ名義での活動は、彼にとって非常に重要で、数々の楽曲をリリースし続けます。特に2017年、家入レオへの楽曲提供「ずっと、ふたりで」が日本レコード大賞作曲賞を受賞し、彼の名声を不動のものとしました。

楽曲提供と受賞歴

杉山は、乃木坂46に対する楽曲提供でも知られており、特に「ごめんねFingers crossed」が第63回日本レコード大賞優秀作品賞を受賞しました。また、アニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』のエンディングテーマ「トリカゴ」を含む計6曲を手がけ、多岐にわたるジャンルで活躍しています。

新たな挑戦

2022年にはTANEBI Zeppツアーが最後の活動となり、その後、2023年4月には新たに作曲家事務所「CoWRITE」を設立しました。同年7月からはソングライティングスクール「CoLAB」の開校も行い、次世代の音楽家育成にも力を入れています。

まとめ

杉山勝彦は、その多様な音楽活動を通じて、多くの人々に感動を与え続けるアーティストです。彼の作品は、聴く人に深い感情を届け、音楽の力を再認識させてくれます。

もう一度検索