東京都庁

東京都庁について

東京都庁は、東京都の行政機関として地方公共団体の役割を担っています。知事がその長となり、広範な業務を行っています。

概要

東京都には、一般行政職が20,837人おり、消防士や教育関係者、警察官などを含めると、総職員数は16.9万人にも上ります。この規模は、日本国内でも特に大きな地方公共団体の一つです。

沿革

東京都は、1943年に東京府と東京市が統合されて発足しました。1946年には特別区長が公選制となり、1947年には地方自治法が施行され、特別区が再編されました。その後、1952年には特別区長の選任方法が変更され、1957年に旧都庁舎が丸ノ内に完成しました。1965年には地域の福祉事務所が特別区に移管され、1975年には再び特別区長が公選制に戻りました。1991年には現在の都庁舎が新宿に建設され、2000年には清掃事業が特別区に移されました。

業務

都庁は、道府県と同様の業務に加えて、特別区の調整及び居住する市町村が行うべき事務の一部を統合的に処理しています。これには、消防や上下水道、都市計画などが含まれ、東京都が特に大都市地域の行政の統一性を確保する役割を持っています。近年、特別区の権限も強化されてきています。

財政

東京都の財政は、自主財源の割合が高く、都税収入が全体の約7割を占めています。特に法人税の動向に影響を受けやすい一方で、1998年には深刻な赤字を抱え、以降は再建を進めてきました。2006年度には黒字に転換したものの、リーマンショックの影響で不安定な状態が続いています。

人事

職員の採用は、人事委員会の試験と各局の独自選考によって行われます。試験は一般行政系職員向けに多岐にわたる職種を対象としており、局ごとに特定の職種の募集も行われています。また、職員の異動は基本的に3年ごとに実施され、昇任試験は競争試験を通じて行われます。

組織

東京都庁の組織は、知事部局を中心とし、様々な業務を分担しています。2023年7月に最新の組織情報がまとめられており、各局が有機的に連携しながら東京都民にサービスを提供しています。

東京都庁は、都民の生活を支えるために、複雑で多岐にわたる業務を行っており、今後もその役割を果たし続けていくでしょう。

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