東寺駅

東寺駅とは

東寺駅（とうじえき）は、京都府京都市南区西九条蔵王町に位置する近畿日本鉄道（近鉄）京都線の駅です。駅番号はB02で、特急列車を除くすべての列車が停車します。ただし、過去には快速急行が通過していたこともありました。

駅の歴史

この駅は、1928年11月15日に奈良電気鉄道の一部として開業されました。その後、1939年には大和西大寺方向に0.11km移設され、高架化が行われました。1963年には会社合併により近畿日本鉄道の駅となり、2007年にはICカード「PiTaPa」の使用が開始されました。2024年1月10日からは終日無人駅として運営される予定です。

駅の構造

東寺駅は、相対式2面2線を持つ高架駅です。ホームの有効長は6両分で、改札およびコンコースは1階に、ホームは2階に設置されています。改札口は1か所しかなく、過去には京都駅寄りのホーム上に非常用の渡り線がありました。現在、この駅は京都駅が管理する無人駅であり、PiTaPaやICOCAに対応した自動改札機や自動精算機が設置されています。

利用状況

最近の1日あたりの乗降人員は以下の通りです。

• - 2023年11月7日：7,931人
• - 2022年11月8日：7,864人
• - 2021年11月9日：7,123人
• - 2018年11月13日：9,285人
• - 2015年11月10日：8,742人
• - 2012年11月13日：8,153人
• - 2010年11月9日：9,267人
• - 2008年11月18日：9,909人
• - 2005年11月8日：9,765人

近年では、利用者数は変動しているものの、安定した乗降人員を記録しています。

駅周辺のバス路線

駅の近くには国道1号線（九条通）に位置する「九条近鉄前」というバス停があり、ここから多くのバス路線に接続しています。このバス停の名前は、1978年まで運行されていた京都市電の停留所名を引き継いでおり、市バスへの接続となっています。市電時代から続くバス路線は現在も利用者にとって非常に便利な選択肢となっています。

利用可能なバス路線には以下のものがあります。

• - 京都市バス

- 19号系統：京都駅行／中書島横大路車庫前行
- 71・特71号系統：京都駅八条口行／京都外大松尾橋行
- 78号系統：京都駅行／久世工業団地行
- 202号系統：東福寺・祇園方面／西大路九条・西ノ京円町方面
- 快速202号系統：北野白梅町・立命館大学前行
- 207号系統：東福寺・祇園方面／四条大宮・祇園方面
- 208号系統：東山七条・京都駅方面／西大路七条・京都駅方面

• - 京都京阪バス

- 26号系統：京都駅八条口行／京阪淀駅行

隣の駅

東寺駅の隣には、近畿日本鉄道の急行・準急の停車駅があります。京阪線では、京都駅（B01）と竹田駅（B05）が近接しています。また、1946年以前には京都駅と東寺駅の間に八条駅が存在していました。

まとめ

東寺駅は、京都の文化的な中心地へのアクセスを提供する重要な交通の要所であり、高架駅として便利な立地にあります。無人駅としての運営に移行する中でも、利用者にとっては地下鉄やバスとの接続が充実しており、非常に便利な駅の一つです。

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