東青森駅

東青森駅（ひがしあおもりえき）

東青森駅は、青森県青森市古館に位置し、青い森鉄道線および日本貨物鉄道（JR貨物）の駅です。この駅は、東日本旅客鉄道（JR東日本）の奥羽本線貨物支線の終点としての扱いを受けていますが、実際にはJR東日本の駅として管理されていません。当駅は、青森市街地を横断する東北本線の新ルートに伴い、昔の浪打駅に代わる形で開設されました。

歴史

1968年7月21日に開業された当駅は、当初は貨物駅として計画されていましたが、地域の住民からの強い要望により一般旅客駅としてスタートしました。駅開業当初は、周囲は農村地帯であり、長い間直営の駅として運営されていました。1974年には小荷物の取扱いを開始したものの、1978年にはその業務を終了しました。1986年には旅客駅としての無人化が進み、 JR東日本およびJR貨物の駅としての管理が始まりました。

近年では、1998年に発生した事故や、2003年に開業した東青森ステーションショッピングセンターなど様々な変化がありました。また、2023年には、JR貨物駅内にコンテナと一般トラックの積替ステーションが開設され、貨物運送の利便性が向上しています。

駅構造

東青森駅は、島式ホームを持つ地上駅であり、1面2線の構造を有しています。ホームは1番線と2番線からなり、1番線には上り列車、2番線には下り列車が停車します。また、いくつかの貨物列車用の無ホーム線が存在しており、主に貨物列車の発着に利用されています。

さらに、駅北側には南北自由通路「とおりゃんせ橋」が設置されており、駅舎と南側のエリアとのアクセスが容易です。駅内の待合所にはタッチパネル式の自動券売機も導入されており、利便性が向上しています。

貨物駅

JR貨物の隣接駅では、2面4線の構造を持つコンテナホームがあり、駅長や助役も配置されています。ここでは、コンテナ貨物や産業廃棄物の取扱いが行われており、特に液化天然ガス（LNG）の輸送も行われています。

利用状況

青い森鉄道の利用者は増加傾向にあり、2016年度には平均536人、2017年度には1日あたり1314人の乗降が記録されるなど、地域交通における重要なポイントとなっています。近隣の新興住宅地や商業施設も、その利用状況に寄与しています。

駅周辺の状況

駅の南側には新興住宅地が広がり、少し離れると商店街があります。対照的に北側には倉庫が立ち並んでいますが、最近では新たな商業施設が出店しています。

このように、東青森駅は地域に密着した重要な交通の要所としての役割を果たしています。

もう一度検索