松屋町駅

松屋町駅：人形と玩具の街の玄関口

大阪市中央区松屋町に位置する松屋町駅は、Osaka Metro長堀鶴見緑地線沿線にある地下駅です。駅番号はN17で、松屋町筋と長堀通の交差点に位置しています。東西に走る複数の路線が近接するエリアですが、これらの路線は松屋町筋との交点に駅を設けていないため、松屋町駅は独特の存在感を示しています。

歴史と変遷

松屋町駅が開業したのは1996年12月11日。長堀鶴見緑地線の心斎橋～京橋間の延伸に伴い開業しました。その後、2010年には可動式ホーム柵が導入され、利用者の安全性が向上しました。2018年には大阪市交通局の民営化に伴い、Osaka Metroの駅となりました。

駅構造とデザイン

駅は島式ホーム1面2線の構造で、地下にあります。改札口は心斎橋寄りに1箇所のみ設置されています。ドーム前千代崎管区駅に所属し、谷町六丁目駅が管轄しています。改札階は地下1階で、地下2階は現在使用されていません。

駅のデザインテーマは「人形とおもちゃ」。周辺地域が人形、駄菓子、花火などの卸問屋街であることにちなみ、改札内の壁には節句人形などが飾られ、地域の特色を反映した空間となっています。

利用状況と周辺環境

2020年11月10日時点の1日あたりの乗降人員は約8,927人です。長堀鶴見緑地線内では乗降人員が少ない駅の一つですが、周辺には人形や駄菓子、花火などの卸問屋が軒を連ねる、独特の雰囲気を持つ地域が広がっています。駅の東側は上町台地を越える坂道になっています。

アクセスとバス路線

駅周辺には、松屋町筋と長堀通の交差点に「松屋町」停留所があり、大阪シティバスの路線が運行しています。駅開業以前は、この停留所の名称は「末吉橋」でした。かつては中央ループのバス停留所もありましたが、中央ループ廃止に伴い廃止されています。現在運行されているバス路線は、85号系統のなんば行きと杭全行きです。

隣の駅

長堀鶴見緑地線
[長堀橋駅] - 松屋町駅(N17) - 谷町六丁目駅(N18)

まとめ

松屋町駅は、周辺の卸問屋街の雰囲気と、人形とおもちゃをテーマにした駅デザインが特徴的な駅です。乗降人員は多くありませんが、地域に密着した、独特の雰囲気を持つ駅と言えるでしょう。アクセスはOsaka Metro長堀鶴見緑地線を利用するか、大阪シティバスの松屋町停留所からアクセス可能です。

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