林家きく麿

林家きく麿について

基本情報

林家きく麿（はやしや きくまろ）は1972年7月16日生まれで、福岡県北九州市八幡東区出身の落語家です。本名は高田大輔で、落語協会に所属しています。彼のユーモアと独特のスタイルは多くのファンに支持されています。

経歴

福岡県立東筑高等学校を卒業した後、1996年11月に初代林家木久蔵（現：林家木久扇）に入門しました。その際、前座名を「十八」と名乗り、翌年3月からは落語界での活動を本格的に開始しました。2000年5月には二ツ目昇進を果たし、この際に「林家きく麿」と改名しました。

2009年11月にはNHK新人演芸大賞落語部門で予選通過し、本戦に出場。この大会での演目は『陳宝軒』でした。翌年2010年9月には、入船亭扇里や三遊亭鬼丸らとともに真打昇進を達成し、北九州市民文化奨励賞も受賞しました。また、2011年には北九州市文化大使に任命されています。彼の活動は地域社会にも貢献しています。

芸歴

• - 1996年11月：初代林家木久蔵に入門、前座名「十八」
• - 1997年3月：楽屋入り
• - 2000年5月：二ツ目昇進、改名「きく麿」
• - 2010年9月：真打昇進

人物

きく麿の顔は瀧川鯉八に似ており、彼自身もその点について興味深いエピソードを持っています。たとえば、彼の真打ち昇進パーティーの際に親戚が鯉八に声をかけたことがあり、その後二人は年に数回の交流イベントを行っています。

また、彼の小学生時代にはユーモラスな出来事も多く、廃品回収で入手した早乙女愛のヌード写真集を密かに保管していたエピソードなどには、若かりし頃の思い出が色濃く描かれています。今では笑い話として語られるその出来事は、彼のユーモアセンスの源でもあると言えるでしょう。

出演番組と著作

過去には「笑点」にも出演しアシスタントを務めていました。彼の著作には『林家木久扇一門本 〜天下御免のお弟子たち〜』などがあり、CDやDVDもリリースされています。例えば、『新世紀落語大全CD 林家きく麿』や『林家きく麿２』などがあり、ファンにとっては必見の作品です。

主な演目

• - 新作：自作
• - 任侠流山動物園・第四話「雨のベルサイユ」（三遊亭白鳥作）
• - 古典作品：厩火事、芝浜、転宅など

弟子

彼自身には前座・林家十八という弟子もいます。

結論

林家きく麿はユーモアと人間味に溢れた落語家として、今後も落語界でのさらなる活躍が期待されます。彼の新作や古典といった多様な演目や、地域文化に対する貢献も見逃せないポイントです。彼の活動を通じて、落語の魅力を広めていく姿勢は多くのファンの心をつかぬき続けています。

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