柏崎市陸上競技場

柏崎市陸上競技場

柏崎市陸上競技場は、新潟県柏崎市学校町に位置する陸上競技場です。施設は柏崎市が所有しており、公益財団法人かしわざき振興財団が指定管理者として運営・管理を行っています。特筆すべきは、1923年（大正12年）に建設された、現存する日本最古の日本陸上競技連盟公認陸上競技場であるという点です。

歴史

その歴史は、1921年（大正10年）に地元の体操教員であった坂田四郎吉氏が、地元紙である柏崎日報に大運動場の建設を呼びかける匿名投書を行ったことから始まります。当初は反対の声も根強かったものの、坂田氏は農村を歩いて支持を募り、刈羽郡議会議員の協力を得ることに成功。1922年（大正11年）には、柏崎尋常小学校裏の砂丘地での建設が決定し、郡議会で競技場建設に向けた補助金の支出が議決されました。

1923年（大正12年）5月には着工。中鯖石青年団100人の労力奉仕を受け、同年8月26日、「刈羽郡体育協会グラウンド」として完成しました。当時、400メートルトラックを備えた競技場は全国的にも珍しく、アムステルダム五輪三段跳金メダリストの織田幹雄選手、ロサンゼルス、ベルリン両五輪棒高跳銀メダリストの西田修平選手をはじめ、県外からも多くのアスリートが練習のために訪れました。

1930年（昭和5年）には全日本陸上競技連盟の乙種公認競技場に認定。1980年（昭和55年）には、ウレタン製の全天候型走路8レーンが整備され、競技環境が向上しました。2016年度（平成28年度）には全面改装が行われ、現在に至ります。

施設概要

日本陸上競技連盟第2種公認
収容人員：5,252人（うち正面スタンド1,900人、芝生席3,315人）
ナイター照明設備：5基
トラック：全天候舗装・400m×8レーン
フィールド：高麗芝

アクセス

鉄道：柏崎駅から徒歩15分
自動車：柏崎ICから車で15分

周辺施設

新潟県立柏崎アクアパーク
柏崎市立図書館
新潟県立柏崎高等学校
新潟県立柏崎工業高等学校

外部リンク

公式ウェブサイト

柏崎市陸上競技場は、歴史と伝統があり、多くの人々に利用されている競技場です。機会があれば、ぜひ訪れてみてください。

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