柳原真緒

柳原 真緒（やなぎはら まお）のプロフィールと経歴

柳原真緒は、1997年5月18日生まれの女子競輪選手で、福井県福井市の出身です。彼女は日本競輪選手会福井支部に所属し、ホームバンクは福井競輪場となっています。日本競輪学校の第114期生で、師匠は市田佳寿浩（76期）です。彼女の成長の歴史を振り返ると、競技への情熱と競技者としての強い意志が見えてきます。

学生時代の成績

柳原は福井県立敦賀高等学校に通い、陸上部に入部していました。彼女はそこで、主にやり投げと砲丸投げを専門としていました。2014年には第8回日本ユース陸上競技選手権大会JOCカップで砲丸投げの部門で5位に入賞し、2015年の国民体育大会ではやり投げで4位という成績を収めています。彼女が競輪選手を目指すきっかけになったのは、トレーニングジムでの出来事です。そこで市田佳寿浩を紹介され、彼から競輪に興味を持つようになりました。

競輪選手としてのスタート

2017年1月12日、柳原は競輪学校第114回技能試験に合格し、在校期間中には39勝を挙げ、競走成績1位を獲得します。卒業記念レースでは、師匠の市田が大怪我から回復した後の姿を見届ける中、見事優勝を果たしました。

2018年7月7日、奈良競輪場でデビューすると、すぐに2着となり、その後、7月29日には豊橋競輪場にて初勝利を収めます。また、11月15日には広島競輪場で初優勝を達成し、競技者としての存在感を示しました。

注目の結果とタイトル獲得

柳原は2020年2月に行われたガルコレトライアルで決勝戦に進出し、自己初の競走権を獲得しました。当初予定されていた日本選手権競輪は中止となりましたが、代替として行われた同開催で4着に入りました。

2021年には8回、デビューから通算で24回の優勝を果たし、女子競技者中でも賞金額が1116万5000円に達し、19位となりました。2022年の初めには、ガールズケイリンコレクションのトライアルで3着になり、急きょ出場権を獲得したりもしました。5月5日のいわき平ステージで、最終周回の逆転劇を経て初のビッグタイトルを獲得しました。

特に2022年は彼女にとって大きな年でした。同年のグランプリでも優勝し、年間獲得賞金が3000万円を超え、女王の称号を手にしました。

近年の活動と成果

2023年1月6日には、ガールズケイリンコレクショントライアルで通算200勝を達成し、これまでの努力が実を結びました。また、同年7月にはZOZOマリンスタジアムで始球式を行い、ストライクの投球を披露するなど、競技だけでなく多方面での活動も注目されています。

主なタイトルと記録

• - 2022年: ガールズケイリンコレクション2022 いわき平ステージ、オッズパーク杯ガールズグランプリ2022
• - 年間賞金女王: 2022年
• - 年間最多獲得賞金額: 3095万5400円（2022年）

彼女の今後の活躍にも期待が寄せられています。彼女の努力と成果は、次世代の競技者にも大きな刺激与えています。

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