柳生駅

柳生駅について

柳生駅（やぎゅうえき）は、埼玉県加須市小野袋に所在する東武鉄道の日光線の駅です。この駅は、地域の交通の重要なハブとして利用されています。駅番号はTN 06です。

歴史

1930年代に開業した柳生駅は、1929年（昭和4年）11月1日にその扉を開きました。この長い歴史が刻まれる中で、駅は時代の変遷と共に様々な進化を遂げてきました。特に、2012年（平成24年）3月17日には駅ナンバリングがTN 06として施行されました。これは利用者にとって便利な情報提供の一環わけですが、近年は駅の利用状況も徐々に変わってきています。

駅構造

柳生駅は地上に位置し、相対式ホームを持つ2面2線の構造です。特に、東武日光方面へ向かうホームの先端には木造の駅舎が佇んでいます。この駅舎内には、自動券売機やPASMO対応の自動改札機が設置されています。また、駅事務室もありますが、不在の時間帯があるため利用を希望する際は注意が必要です。待合室は備わっていないため、ホーム上に設置されたベンチが利用客の休息スペースとなります。

東武日光方面のホームにはスロープがありバリアフリーに配慮されていますが、浅草方面のホームへは階段を使って跨線橋を渡る必要があります。この点は、特に高齢者や身体に障害を持つ方には注意が必要です。加えて、構内トイレはオストメイトにも対応しており、利用者に対して配慮されています。

利用状況

2024年度には、柳生駅の1日平均乗降人員が1,027人に達すると予測されています。近年における乗降客数の推移は、地域の交通網や経済活動とも密接に関連していますが、特に2013年3月のダイヤ改正以降、当駅は区間快速の停車駅から外れました。さらに、東武動物公園方面への直通列車も、2017年4月の改正で姿を消しました。そのため、これらの方面に行くには南栗橋駅で乗り換えが必要になっています。

駅周辺

柳生駅の東北東に位置する三県境が約400メートルの距離にあり、徒歩であれば700メートルほどです。この地点は埼玉県・栃木県・群馬県が接する珍しい位置関係で、日本国内でもここだけの平地上での三県接点です。以前はこの地点に特に目立った看板もありませんでしたが、2018年4月に周辺が整備されたことで、訪れる人々にとって見やすくなりました。この三県境は、県境を流れる渡良瀬川の流路が明治・大正期に変更され、その後埋め立てられたことにより生まれました。

バス路線

柳生駅には、加須市のコミュニティバス「かぞ絆号」が発着します。ただし、日曜日や年末年始休日には運休となるため、利用する際は事前に確認が必要です。

隣の駅

柳生駅の隣には、日光線の新古河駅（TN 05）が位置し、さらにその先には板倉東洋大前駅（TN 07）があります。全体的に駅利用は便利ですが、近年の乗客数には変動が見られるため、今後の流れにも注目が必要です。

柳生駅は地域の重要な交通拠点であり、その歴史や構造、周辺環境は利用者にとって多くの情報を提供しています。これからも訪れる人々にとって有意義な場所であり続けることでしょう。

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