柴崎浩

柴崎浩：音楽シーンを彩るマルチプレイヤー

柴崎浩は、1969年12月13日生まれのギタリスト、作曲家、編曲家、そしてシンガーです。東京都出身、血液型はA型。1児の父である彼は、数々のバンドやプロジェクトに参加し、日本の音楽シーンに多大な貢献を果たしてきました。

音楽活動の軌跡：WANDSからabingdon boys schoolへ

ヤマハ音楽院エレキギター科で研鑽を積んだ柴崎浩は、BADオーディションへの参加をきっかけにプロの道を歩み始めます。1991年、上杉昇と共にWANDSを結成。大島康祐の加入後、シングル『寂しさは秋の色』で鮮烈なデビューを飾ります。WANDS時代には、『Good Sensation』で作曲家としての才能も開花させ、その後は主にアルバム曲やカップリング曲の制作に携わりました。

1997年、上杉昇と共にWANDSを脱退し、al.ni.coを結成。翌年にはシングル『TOY$!』でデビューを果たします。その後、2001年にはal.ni.coを解散し、strange eggのギターボーカルとして活動。相川七瀬やT.M.Revolutionのライブツアーに参加するなど、精力的に活動を続けました。

2005年には西川貴教らとabingdon boys schoolを結成。自身の作曲によるシングル『INNOCENT SORROW』でデビューし、バンドの音楽性を大きく彩りました。

そして2018年、21年ぶりにWANDSへ復帰。長きに渡り第一線で活躍し続ける彼のキャリアは、まさに音楽史に刻まれる輝かしい軌跡と言えるでしょう。

2022年には、新型コロナウイルス感染によりライブツアーが延期となるなど、健康面での課題にも直面しましたが、持ち前のバイタリティで活動を継続しています。

多彩な楽曲提供：数々のアーティストとコラボレーション

柴崎浩は、ギタリストとしての活動だけでなく、数多くのアーティストへの楽曲提供でも知られています。反町隆史、相川七瀬、TRFなど、ジャンルを超えたアーティストへの楽曲提供は、彼の幅広い音楽性を示すものです。

作曲のみならず、編曲にも携わっており、その才能は多岐にわたります。相川七瀬の楽曲では、岡野ハジメや小池敦らとの共作も多く、彼の音楽的なネットワークの広さを感じさせます。さらに、T.M.Revolution、AAAといった人気アーティストの作品にも携わっており、日本の音楽シーンに多大な影響を与えています。

ギターへのこだわり：多様なモデルを使いこなす技術

柴崎浩は、使用ギターにも強いこだわりを持っています。WANDS時代には青と茶色のオーダーモデルを使用し、al.ni.co時代にはフェンダー・ストラトキャスターを愛用。その後はミュージックマン LUKE、PRSのカスタム24やSinglecut Satinなど、様々なモデルを使いこなしています。abingdon boys schoolのライブでは、曲中にギターをチェンジするパフォーマンスも見せています。

WANDS再始動時には、Nishigaki Guitarsの「アムニス・ノバス」をカスタマイズした自身のモデルをメインに使用。長年の経験と探求から培われた、高い技術と審美眼が感じられます。

影響を受けたギタリスト：高崎晃、スティーブ・ルカサー、そしてマイケル・ランドゥ

柴崎浩の音楽性には、高崎晃、スティーブ・ルカサー、マイケル・ランドゥといった巨匠たちの影響が色濃く反映されています。特にマイケル・ランドゥは、彼のギタースタイルに多大な影響を与えたと語っています。

人生初のバンドではLOUDNESSのコピーをしていたというエピソードからも、彼の音楽への情熱と、初期からの音楽への深い理解が窺えます。

まとめ：これからも続く音楽の旅

数々のバンド活動、楽曲提供、そしてレコーディング参加など、精力的に活動を続ける柴崎浩。彼の音楽遍歴は、日本の音楽シーンの歴史そのものと言えるでしょう。これからも、彼のギターサウンドと音楽創造に注目が集まることは間違いありません。今後の活動にも期待が高まります。

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