桂幸丸

桂幸丸のプロフィール



桂幸丸（かつら ゆきまる）は、1954年12月23日に福島県岩瀬郡岩瀬村に生まれた落語家で、落語芸術協会に所属しています。本名は二瓶眞一（にへい しんいち）で、彼の出囃子は『会津磐梯山』です。

経歴



桂幸丸は日本大学文理学部在学中の1974年に四代目桂米丸に弟子入りし、落語の道を歩み始めました。1980年には二つ目に昇進し、同時期に複数のラジオ番組にも出演。この頃の活動では、ラジオたんぱの『ヤロメロワイド』や、『セクシー・オールナイト』への出演が注目されました。また、ラジオ関東で放送された『キャプテン加山のパノラマステーション』にも出演し、故郷の福島中央テレビでは13年間放送された『サンデー8』にも登場しました。この中で『セクシー―』では「Mr.X」という名前を使い、正体を隠してパフォーマンスを行っていました。

1990年には春風亭鯉昇と共に真打に昇進し、同年には三つ子の父としての新たな生活もスタートしました。その後もテレビ番組でのリポーターとして活躍し、特に『モーニングショー』（テレビ朝日）や『クイズ地球まるかじり』（テレビ東京）での存在感を示しました。また、平成6年からはTBSの『天までとどけ』にパート3から8までの6年間出演し、多くの女性ファンを魅了しました。

幸丸の落語スタイルは師匠から受け継がれた新作落語のスタイルで、若い頃はインテリ風の現代的な手法が特徴でした。しかし、近年では福島弁を取り入れた温かみのある人情話が持ちネタとなっています。代表作には『常磐ハワイアンセンター物語』や『野口英世伝』、さらに『幸丸流智恵子抄』などがあります。

また、物真似や漫談、司会、レポーターとしても多くの場面で活躍を見せています。公演時には「決して名前を音読みしないで下さい」というユニークな枕を用いて、観客を楽しませている一面もあります。

出演歴



近年の出演では、2024年6月14日に放送されるNHK Eテレの『江戸の物売り大活躍！』にゲスト出演する予定です。

弟子



彼のもとには多くの弟子がいますが、その中には「桂夏丸」と「桂翔丸」が所属しており、翔丸はのちに幸丸の再従兄弟であることが知られています。

外部リンク




桂幸丸は、その多才な才能と独自のスタイルで、今なお日本の落語界で重要な役割を果たしています。

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