桂浜水族館

概要

桂浜水族館は、1931年4月に桂浜に開館しました。太平洋戦争中に一時閉鎖されましたが、終戦後に再開。小規模ながらも、桂浜や太平洋を一望できる自然を取り入れたレイアウトや、黒潮で獲れる魚を展示するなど、特徴のある水族館として知られています。かつてはオキゴンドウが飼育されていましたが、現在はプールが手狭なため、飼育されていません。

2020年以降は新型コロナウイルスの影響で、観客が集まるアシカ、カワウソ、トドのショーを中止していましたが、2022年春にショーの再開を検討した結果、ショー以外の方法でも動物の魅力を伝えられるとして再開しないことを決定。代わりに、飼育員の指示で動物が体を動かすトレーニングを公開することになりました。トレーニングは動物の気分に合わせて食事時間に行われ、時間告知はされていません。サプライズとして楽しむことができます。

沿革

1931年4月1日 - 開館。
1934年9月21日 - 室戸台風の被害により一時閉館。
1937年3月22日 - 南国土佐大博覧会開幕。その第二会場に指定され増改築。
1952年3月 - 社団法人化。同時に高知県博物館第1号に指定。
1984年3月 - 黒潮大博覧会の第二会場に指定され、現在地に新館を建設。
2011年10月15日 - 創立80周年記念企画「浦戸湾展」開催。
2013年4月1日 - 公益社団法人化。

館内

本館
カメ池（有料で給餌体験可能）
海水魚コーナー
アカメ
ウツボ
熱帯魚コーナー
大水槽
淡水魚コーナー
深海コーナー
ほねほねルーム（ふれあい標本室）
アート魚(ぎょ)ラリー
ドクターフィッシュ（有料でセラピー体験可能）
おらんくの池（ふれあいプール）
土佐錦魚
にもっちんぐ（ふれあいプール）
アシカ
フンボルトペンギン（有料で給餌体験可能）
コツメカワウソ - 2020年9月28日、「王子」と「桜」の間に4頭の子どもが誕生し、命名権が公募されました。
カピバラ
ウミガメ
リクガメ
釣り堀（有料）
おらんくテラス
マリンストア：出口の外に設置されており、退館後や入館せずに利用できます。
フードストア

歴代館長

初代 - 永國亀齢
2代 - 永國寛
3代 - 永國幸夫
4代 - 永國寿一
5代 - 永國昌
6代 - 永國雅彦(公益財団法人桂浜水族館代表理事)
7代 - 秋澤志名(前副館長)

施設情報

所在地 - 高知県高知市浦戸778 桂浜公園内
休館日 - 年中無休
開館時間 - 9：00～17：00

交通アクセス

JR高知駅または南はりまや橋バス停から、とさでん交通桂浜行バスで30分。
高知自動車道・高知ICより車で30分。
高知龍馬空港から車、タクシーで30分。

周辺情報

桂浜
高知県立坂本龍馬記念館

事故

桂浜水族館では、以前からウミガメへの餌やり体験を実施していましたが、2009年8月に、観光客の女性がウミガメに右手を噛まれ、小指の先を切断する重傷を負う事故が発生しました。女性は、水族館側の安全配慮義務違反を主張し、訴訟を起こしています。

外部リンク

桂浜水族館
桂浜水族館 公式 (@katurahama_aq) - X（旧Twitter）

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