横河レンタ・リース

横河レンタ・リース株式会社：ハイテク機器レンタル・リースのリーディングカンパニー

横河レンタ・リース株式会社は、電子計測器やIT機器といったハイテク機器を専門に扱う、国内屈指の大手レンタル・リース会社です。横河電機と芙蓉総合リースという、それぞれ業界をリードする企業の共同出資により設立され、両グループの強みを活かした事業展開を行っています。

設立と事業の拡大

1987年の設立以来、横河レンタ・リースは常に独自の事業開発・拡大を追求してきました。当初は横河電機グループ製品を中心としたレンタル事業でしたが、現在は多様なメーカーの製品を取り揃え、マルチベンダ戦略を展開しています。特に、通信測定器分野では高い国内シェアを獲得しています。

1993年には、リコーグループの日本マイテックのレンタル事業部門を統合し、IT機器分野への事業拡大を図りました。さらに1995年には、日本ヒューレット・パッカードとの提携により、IT機器・システムの販売事業にも進出、事業領域を大きく広げました。

幅広いサービスとソリューション

現在では、ハードウェアのレンタル・リース・販売に加え、ソフトウェア開発、アプリケーション実装、クラウドサービス、システム構築、そして電子計測器の校正・管理といったエンジニアリングサービスまで、顧客ニーズに合わせた幅広いソリューションを提供しています。顧客は、単なる機器の調達だけでなく、システム導入におけるコンサルティングから運用まで、包括的なサポートを受けることができます。2018年には、中古パソコンのインターネット販売も開始し、新たなビジネスモデルを構築しています。

多様な顧客層と事業領域

顧客は、電気・精密機器、建設、化学、通信、航空宇宙、金融、交通、食品、教育、医療、政府・地方自治体など、実に多岐に渡ります。研究開発、FA（ファクトリー・オートメーション）、OA（オフィス・オートメーション）といった分野を中心に、高スペックな先端機器から汎用性の高い機器まで、幅広いニーズに対応しています。

主要な顧客と納入実績

横河レンタ・リースは、基幹系システム開発よりも、ハードウェア提供を前提とした側面支援系システムやITインフラ系のシステム提供を主要事業としています。近年では、データレスPCソリューション「Flex Work Place」シリーズがヒット商品となっています。主な納入実績として、西武鉄道、小岩井乳業、フジテレビジョン、遠州鉄道、早稲田アカデミー、井村屋グループ、リーガルコーポレーション、コクヨ、立命館大学、聖マリアンナ会東横惠愛病院、横河マニュファクチャリング、シスメックスなど、数多くの企業・団体へのシステム提供実績があります。

企業体制とグローバル展開

本社は東京都新宿区と武蔵野市に、テクニカルセンターは神奈川県相模原市と東京都八王子市に所在し、全国各地に支社・支店を展開しています。過去には海外にも進出していましたが、現在は日本国内事業に集中しています。関係会社として、キューアンドエー株式会社、ロジフレックス株式会社、一般社団法人横河武蔵野スポーツクラブなどがあり、それぞれの分野で連携を図っています。

沿革

- 1987年：横河電機と芙蓉総合リースの共同出資により設立
- 1993年：日本マイテック株式会社レンタル事業部門を統合、IT機器レンタル事業へ進出
- 1995年：日本ヒューレット・パッカードと提携、IT機器・システム販売事業へ進出
- 2002年：リース事業を分社化
- 2006年：中国に現地法人設立（後に清算）
- 2015年：豊通マシナリーと3Dプリンター造形サービスで販売代理店契約
- 2018年：中古PCのインターネット販売開始

まとめ

横河レンタ・リース株式会社は、その高い技術力と顧客密着型のサービスで、日本のハイテク機器レンタル・リース業界をリードする企業です。今後も、多様なニーズに対応したソリューションを提供し、更なる成長を目指していくことでしょう。

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