武蔵砂川駅

武蔵砂川駅

武蔵砂川駅は、東京都立川市上砂町五丁目に位置する西武鉄道拝島線の駅です。駅番号はSS34で、西武拝島線の中では最も新しい駅として知られています。

歴史

武蔵砂川駅は、地域住民の要望に応える形で設置された請願駅です。

1960年: 路線用地買収時に地権者への設置が約束されました。
1976年5月: 立川市と武蔵村山市の関係者が新駅設置促進協議会を結成しました。
1979年: 請願新駅として合意に至りました。
1980年: 西武鉄道が線路を、両市が駅舎とホームをそれぞれ負担する協定が締結されました。最終的な負担割合は、日産自動車の負担分5,000万円を含め、武蔵村山市が1億円、残りを立川市が負担することになりました。
1982年7月: 建設工事が開始されました。
1983年12月12日: 開業しました。開設記念式典は12月10日に挙行されました。
2006年9月: LED式発車標が新設されました。
2014年2月: 旅客用トイレの改修工事が完了し、エレベーターが使用開始されました。
2014年3月28日: 駅のリニューアル工事が完了し、駅名標に「国営[[昭和記念公園]]砂川口」が併記されました。
2019年2月18日: 駅前にロータリーが新設され、供用開始されました。駅前を通る道路はロータリーを迂回する形となりました。


現在、西武拝島線の中で最も新しい駅であり、西武鉄道全体では練馬高野台駅、航空公園駅に次いで3番目に新しい駅です。

駅名の由来

駅名は、開業当時の立川市広報によると、所在地である砂川町と隣接する武蔵村山市の地名にちなんで名付けられました。駅設置までの協議では、仮称は用いられていませんでした。しかし、武蔵村山市議会では、「(仮称)見影橋駅」という名称も検討されていたことが示唆されています。

駅構造

武蔵砂川駅は、相対式ホーム2面2線の高架駅です。改札口は北側に1ヶ所のみですが、南側へは改札外の高架下連絡通路で容易に移動できます。

のりば

1. 1番線: 拝島方面
2. 2番線: 西武新宿方面

利用状況

2022年度の1日平均乗降人員は11,196人で、西武鉄道全92駅中62位です。かつて日産自動車の工場閉鎖により一時的に利用客が減少しましたが、駅北側にイオンモールむさし村山が完成したことで、バス利用での最寄り駅となり、利用客が増加しました。しかし、2013年4月1日のバスダイヤ改正で日中の便が廃止されています。

近年の1日平均乗降人員と乗車人員の推移は以下の通りです。

駅周辺

駅周辺には、以下の施設やスポットがあります。

残堀川
玉川上水（駅の南西約400mの地点で残堀川と立体交差）
砂川用水
五日市街道
セブン-イレブン 立川武蔵砂川駅前店
マルエツ武蔵砂川店
立川市立立川第五中学校
阿豆佐味天神社
立川市立上砂川小学校
立川市上砂地域福祉サービスセンター
国営[[昭和記念公園]]砂川口（徒歩約20分）、玉川上水口（徒歩約25分）
イオンモールむさし村山
ヤマダデンキYAMADA web.com 武蔵村山店
プリンスの丘公園
武蔵村山病院
立川市見影橋公園
ラウンドワンスタジアム武蔵村山店

立川市は、2006年10月6日に「武蔵砂川駅周辺地区まちづくり方針（案）」を策定・発表し、駅周辺の更なる発展を目指しています。

バス路線

駅前からは、立川市民バス「くるりんバス」が運行しています。また、近隣には立川バスの停留所もあり、周辺地域へのアクセスも容易です。

立川市民バス（くるりんバス）

砂川ルート（平日のみ）：玉川上水駅、西武立川駅方面へ運行

その他のバス路線

金比羅橋停留所：箱根ケ崎駅、イオンモール方面、立川市役所、立川駅方面
砂川二番停留所：松中方面、泉市民体育館、立飛本社前方面

かつては武蔵村山市内循環バス（MMシャトル）も乗り入れていましたが、2022年4月1日に廃止されました。

隣の駅

西武鉄道

拝島線
■拝島ライナー（上りは乗車専用）
■急行
■準急
■各駅停車
玉川上水駅 (SS33) - 武蔵砂川駅 (SS34) - 西武立川駅 (SS35)

脚注

詳細は、東京都統計年鑑、西武鉄道の1日平均利用客数に関する情報をご参照ください。

外部リンク

* 武蔵砂川駅（駅情報） - 西武鉄道

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