母野駅

母野駅の概要

母野駅（はんのえき）は、岐阜県郡上市美並町上田に位置する長良川鉄道越美南線の駅です。駅番号は15番です。周囲は豊かな自然に囲まれ、地域の観光地としても知られています。特に、長良川の近くに位置しているため、ラフティングを楽しむための施設や飲食店が駅前に集まっています。

歴史

この駅の歴史は1927年にさかのぼります。当初は鉄道省によって越美南線の終着駅となる美濃洲原駅（初代）として開設され、旅客と貨物の取り扱いが始まりました。開業当初から、洲原神社へのアクセスが便利な駅として参詣客に親しまれていました。1936年には駅名が木尾駅（初代）に改称されましたが、この名称も長続きしませんでした。

1957年には美濃洲原駅（現・洲原駅）が新設され、その後、木尾駅が再び新設されたことにより、現在の母野駅と改称される運びとなりました。越美南線は1986年に長良川鉄道に転換され、母野駅として再スタートを切ることとなりました。

駅構造

母野駅は、地上駅で単式ホーム1面1線を有している仕様です。現在は無人駅となっており、トイレや駅舎は存在しませんが、ホームの中央に待合室があります。この待合室は、かつて信号扱所として使用されていた名残りです。駅には自動券売機や清涼飲料水の自動販売機などの設備は整っていないため、利用者は事前に切符を購入する必要があります。

利用状況と周辺環境

駅の周辺には、ラフティングが楽しめる施設や飲食店が集まったドライブインが存在し、観光客にとってアクセスしやすいエリアとなっています。また、駅の南側は美濃市に接しており、郡上市の南端に位置しているため、多くの訪問者が通過する地点でもあります。

隣の駅

長良川鉄道越美南線において、母野駅の隣には洲原駅（14）と木尾駅（16）があり、それぞれ地域の交通の要所として機能しています。多くの方々に利用されている割には静かな印象の母野駅は、自然豊かな環境とともに、地域の文化を感じさせる存在として愛されています。

母野駅は、訪れる人々に静かな時間を提供しつつ、その周辺で様々なアクティビティを楽しむ拠点として利用されています。地方の魅力を感じるには最適な場所と言えるでしょう。

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