永井政春

永井 政春

1947年（昭和22年）8月12日、東京都に生まれる。本名は永井 正治（ながい しょうじ）。俳優としての活動においては、本名の他に永井 雅春（ながい まさはる）という名義を用いることもあった。永井 政春（ながい まさはる）は、主に1970年代から1980年代にかけて、テレビドラマを中心に活動した日本の俳優である。

俳優としての活動

永井政春の俳優キャリアにおいて、特に初期の重要な役柄として挙げられるのが、1972年から1973年にかけて日本テレビ系列で放送されたテレビドラマ『ワイルド7』で演じたオヤブン役である。この作品は、漫画家・望月三起也の同名漫画を原作としたアクションドラマであり、元犯罪者で構成された超法規的な警察秘密部隊「ワイルド7」の活躍を描いた。永井が演じたオヤブンは、チームのメンバーの一人として、その後の彼のキャリアにおける代表的な役柄の一つとなった。

『ワイルド7』以降も、永井は数多くのテレビドラマに出演し、その存在感を示した。彼の出演作品は、様々なジャンルにわたっている。

主な出演作品

『ワイルド7』（1972年 - 1973年、NTV）
オヤブン役。永井の代表作として知られる。
『プレイガール』（1974年、12ch）
第278話「怪談 蝙蝠屋敷の怨霊」に笹田役でゲスト出演。女性アクションドラマとして人気を博したシリーズ。
『大空港』（1979年、CX）
第30話「女囚304号脱獄指令!」に出演。国際空港を舞台にした刑事ドラマ。
『ミラクルガール』（1980年、12ch）
第6話「真夜中の怪電話」に出演。国際的な犯罪組織に立ち向かう女性探偵チームを描く。
『仮面ライダースーパー1』（1980年、MBS）
第26話「時計にご用心? ジンドグマの罠!!」に時計商（火焔ウォッチ人間態）役で出演。特撮ヒーロードラマシリーズ。
『特命刑事』（1980年、NTV）
第10話「ファイナル・チャレンジ」に銀行強盗犯役で出演。社会派刑事ドラマ。
『Gメン'75』（1980年、1981年、TBS）
第277回「大暴走!ガソリンタンクローリー」と第319話「香港カラテ対北京原人」の複数回にわたり異なる役柄で出演。当時の人気刑事ドラマシリーズであり、永井は多様な役柄でゲスト出演を重ねた。
『スクール☆ウォーズ』（1984年、TBS）
最終回「花園よ永遠なれ」に出演。不良生徒たちをラグビーを通じて更生させる感動的な学園ドラマ。
『誇りの報酬』（1985年、NTV）
第4話「飛騨高山の乱れからくり」に出演。都会を舞台にした刑事ドラマ。

これらの出演歴からも分かるように、永井政春は刑事ドラマやアクションドラマを中心に、特撮や学園ドラマなど、幅広いジャンルの作品にゲスト出演し、物語に深みを与える個性的なキャラクターを演じることが多かった。特に悪役や事件に関わる人物を演じることで、作品世界における緊張感やリアリティを高める役割を担った。

『ワイルド7』での主要キャラクターから始まり、様々なテレビドラマで脇を固める存在として、その確かな演技力で多くの視聴者に印象を残した俳優である。その後の活動に関する詳細な情報は少ないものの、1980年代半ばまでテレビの画面で活躍する姿が確認できる。

参考文献・外部リンク

出演作品リストは、各種テレビドラマデータベースや映画データベースなどを参照した。
プロフィール情報は、一部の出演者情報サイトなどを参照した。

もう一度検索