津久野駅

津久野駅の紹介

津久野駅（つくのえき）は大阪府堺市西区に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）阪和線の駅です。駅番号はJR-R32で、地域の交通の要として利用されています。

駅の歴史

津久野駅の所在地は、堺市が編入される前の旧泉北郡踞尾村にあたります。駅が開業された当初は、周辺の地名も「踞尾」と表記されていました。国鉄が駅名を決定する際、当時あまり使用されない漢字に抵抗を示し、地域との調整を経て「津久野」という当て字が採用されました。その後、1993年には駅名に関連する地名も再編され、現在の津久野町と改称されました。

年表

• - 1960年（昭和35年）9月1日: 国鉄阪和線に新設開業。
• - 1987年（昭和62年）4月1日: 国鉄の分割民営化により、JR西日本の駅として運営開始。
• - 1993年（平成5年）7月1日: 初代阪和線運行管理システム導入。
• - 1998年（平成10年）5月23日: 自動改札機が設置され、稼働を開始。
• - 2003年（平成15年）11月1日: ICカード「ICOCA」の利用が可能になる。
• - 2009年（平成21年）3月: エレベーターが新設され、バリアフリー化が進む。
• - 2012年（平成24年）:

- 4月1日: みどりの券売機プラス運用開始。
- 4月15日: みどりの窓口が廃止される。

• - 2013年（平成25年）9月28日: 二代目の阪和線運行管理システムに更新される。
• - 2018年（平成30年）3月17日: 駅ナンバリングが導入され使用開始。

駅構造

津久野駅は築堤の上に位置する地上駅で、相対式ホームが2面、2線設けられています。和歌山方面に向かう線路が一段高く設計されており、駅入口からは堤防を越える必要があります。信号機の管理方法が変更され、分岐器がない棒線ならではの構造を持っていますが、踏切対策としての信号管理が施されています。

改札口は南側に配置されており、その近くには南海バスのりばがあります。バス路線は泉北ニュータウン方面へ向かっています。北側には改札口はなく、鳳駅が運営する直営駅です。地域の利用者に配慮して、窓口が閉まっている時間帯にはインターホンを通じて鳳駅のスタッフがサポートします。

また、みどりの券売機プラスが設置され、エクスプレス予約の切符受取も可能です。

利用状況

2023年度の一日平均乗車人員は7,102人と報告されています。この利用状況は、地域の交通需要を示しており、多くの人々が日常的に利用していることがわかります。

駅周辺の施設

津久野駅周辺には多くの公共機関や商業施設があります。以下に一部を挙げます。

• - 公共・医療機関: 日本郵便鳳郵便局、家原大池公園、堺市立総合医療センター、馬場記念病院
• - 学校: 堺市立津久野小学校、津久野中学校、浜寺中学校
• - 商業施設: イトーヨーカドー津久野店、アカチャンホンポ、イオンフードスタイル
• - その他: 家原寺、踞尾八幡神社

特に、津久野駅南側では津久野だんじり祭が開催され、地域の伝統文化を体験することができます。

バス路線

南海バスの路線が「津久野駅前」停留所から発着しており、また堺市乗合タクシーの運行も行われています。

隣の駅

• - 関空快速・紀州路快速・快速: 通過
• - 普通: 上野芝駅 (JR-R31) - 津久野駅 (JR-R32) - 鳳駅 (JR-R33)

津久野駅は地域の重要な交通拠点で、多くの役割を果たしていることが伺えます。

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