浜町駅

浜町駅について

基本情報

浜町駅（はまちょうえき）は、東京都中央区日本橋浜町二丁目に所在する東京都交通局の新宿線の駅です。中央区の最東端に位置し、駅番号はS 10です。副駅名の「明治座前」は存在しますが、現在使用されるのは車内自動放送のみとなっています。

駅の歴史

浜町駅の建設は1976年に始まり、工事中にはナウマンゾウの化石が発見され、「浜町標本」として名づけられました。駅の開業は1978年12月21日で、その後2007年にはICカード「PASMO」の利用が可能となりました。

駅の構造

浜町駅は島式ホームが1面2線の地下駅で、改札口は地下1階、ホームは地下3階に位置します。駅ホームは半径510メートルの曲線に沿って造られています。これらの設計により、駅の利用者がスムーズに移動できるよう配慮されています。

建設概要

浜町駅は清洲橋通りから浜町公園にかけて、延長552.5メートルの工区に位置します。この工事は主に開削工法によって施工されましたが、ある部分では単線シールドトンネルを用いる特殊な手法も取り入れられています。

建設が行われる地区は軟弱な地盤が広がるため、地上の建物に影響を与えないよう特に注意が払われました。およそ20棟の地上建物に対して、地盤改良や基礎受け替えなどの防護工事が実施されました。

工事では「パイプルーフ工法」と呼ばれる技術が採用されています。この方式では、トンネルの上部に鋼管を圧入して支えながら、シールドトンネル間の掘削を進めていきます。掘削後には、プラットホームの基礎となるコンクリートが打設され、その後に駅の内装工事が行われました。

利用状況

2023年には、浜町駅の1日平均乗降人員が20,676人であり、東京都交通局の新宿線の駅の中では最も少ない利用者数です。この数字は、急行停車駅である両隣の馬喰横山駅や森下駅に比べて少なくなっています。

駅周辺

浜町駅は浜町公園内に位置しており、その周辺地域には日本橋浜町があります。駅の出入口はA1・A2の二か所があり、近隣には人形町駅もあります。

バス路線

浜町駅近くにはいくつかのバス停も設置されており、清洲橋通り沿いの久松町、浜町駅（明治座前）、そして浜町二丁目明治座前がそれにあたります。これらの停留所には都営バスや日立自動車交通の便が利用可です。

まとめ

浜町駅は、東京都中央区にある便利な地下鉄駅であり、周辺には多くの施設や公園が存在しています。開業以来、周辺の地盤条件を考慮した精密な工事により安心して利用できる駅として運営されています。

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