浦山駅

浦山駅について

浦山駅（うらやまえき）は、富山県黒部市宇奈月町浦山に位置する富山地方鉄道本線の駅です。駅番号はT35で、地域の交通の一翼を担っています。

歴史

浦山駅の歴史は1922年11月5日に始まります。この日、黒部鉄道によって三日市駅（現在のJR黒部駅）から下立駅までの10.1kmが開通しました。その後、1943年の1月1日に富山県内の全鉄道が富山電気鉄道を中心とした富山地方鉄道に統合され、浦山駅も同社の黒部線に所属することとなりました。この際に、旧黒部鉄道の路線が600Vから1,500Vへと昇圧され、プラットフォームの改修工事が完了し、電鉄富山駅からの直通運転が開始されました。

1968年5月11日には貨物営業が廃止され、1997年には無人駅化が進行しました。2015年3月14日のダイヤ改正によって特急の停車駅から外れた上、2021年4月1日には新たに当駅始発の電鉄富山行き普通列車が運行を開始しました。

駅構造

浦山駅は島式ホーム1面2線を持つ地上駅で、木造の駅舎が併設されています。以前は委託駅でしたが、受託者が高齢及び入院により無人駅となりました。また、跨線橋はなく、駅舎からホームへのアクセスは構内の踏切を利用します。ホームの有効長は3両分ありますが、16010形や20020形の車両が運行される際、最後部の扉がホームに間に合わないため、車掌がドアカットを行うことがあります。

利用状況

「統計黒部」によると、2019年度の浦山駅の一日平均乗降人員は255人でした。過去のデータにおいても、2003年度以降の乗降人員は様々な変化を見せており、地域の交通利用状況を映し出しています。

駅周辺

浦山駅の周囲にはいくつかの重要な施設が存在します。まず、白雪山善巧寺という地域の歴史的な寺院が近くにあり、訪れる人々に落ち着いた環境を提供しています。また、宇奈月浦山郵便局や黒部中央公民館、黒部市立宇奈月小学校も周辺に所在しており、地域の重要なインフラとなっています。

隣の駅

富山地方鉄道本線において、浦山駅の隣には栃屋駅（T34）があり、その次には下立口駅（T36）が存在します。急行と普通列車の利用が可能なこの路線は、地域の人々にとって欠かせない交通手段となっています。

浦山駅は、地域の生活に根ざした重要な交通の拠点であり、これからも多くの人々に利用され続けることでしょう。

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