湯沢高原スキー場

湯沢高原スキー場

湯沢高原スキー場は、新潟県南魚沼郡湯沢町の大峰山東麓に広がるスキー場です。「初・中級者、ファミリーに愛されるスキー場」をコンセプトとしており、幅広い層が楽しめるゲレンデ構成が特徴です。

ゲレンデ構成

ゲレンデは、湯沢高原ロープウェイ山頂駅を中心とした高原エリアと、山麓に位置する山麓エリアの2つに分かれています。両エリアはロープウェイと下山コース（コマクサコース）で接続されており、共通のリフト券で利用可能です。ただし、山麓エリア限定のリフト券も販売されています。

高原エリア

主なリフト：コスモスペアリフト（460m）、山頂パノラマペアリフト（520m）、高原エクスプレスリフト（640m）

標高が高く雪質が良いのが特徴です。ゲレンデ幅も広く、中級者向けのコースが多いですが、一部には初心者も楽しめる緩やかな斜面も存在します。かつては中間降車駅があったコスモスペアリフトは、2016-2017シーズンに廃止されました。また、高原スノーランドには積雪期に対応した遊具が設置されています。

山麓エリア

主なリフト：ファミリーペアリフト（240m）、スノーエスカレーター（36m、100m）

旧布場ゲレンデにあたるこのエリアは、緩やかな斜面が中心で、初心者やファミリー向けです。下山コース「コマクサコース」は、高原エリアから山麓エリアへ滑り降りることができますが、コース幅が狭く斜度もあるため、中・上級者向きです。旧布場ファミリーゲレンデは、初心者向けの練習に適しています。かつてはスノーボード禁止区域でしたが、現在は滑走可能です。

湯沢高原ロープウェイ

湯沢高原ロープウェイは、山麓と高原を結ぶ主要な交通手段です。詳細は「湯沢高原ロープウェイ」の記事を参照してください。

三山連絡

湯沢高原スキー場は、近隣のガーラ湯沢スキー場、石打丸山スキー場と連携しており、「三山共通券」を購入することで、これらのスキー場も利用可能です。ガーラ湯沢スキー場のロープウェイ「ランドー」は、三山共通券かガーラ湯沢スキー場のリフト券で乗車できます。また、これらのスキー場とは、地上で共通シャトルバスで接続されています。この連携は「BIG MOUNTAIN YUZAWA SNOW LINK」と称されています。

イベント

毎年3月の第一土曜日には、「越後湯沢温泉雪まつり」が開催され、湯沢高原スキー場がメイン会場となります。

歴史

布場スキー場：現在の山麓エリアは、かつて「布場スキー場」として、南魚沼郡で最も古いスキー場でした。1913年にスキーが持ち込まれ、1919年にスキー講習会が開かれたことをきっかけに整備が進みました。1925年に越後湯沢駅が開業すると利用者が増加し、施設も充実しました。川端康成の小説『雪国』に登場する「スキイ場」は、この布場スキー場がモデルとされています。
湯沢高原スキー場：1959年に町営の湯沢温泉ロープウェイと湯沢高原スキー場が誕生しました。1976年には「スキー神社」が建立され、スキーと温泉のシンボルとなりました。
経営の変遷：バブル期にはロープウェイが刷新されましたが、その後、暖冬やスキーブームの沈静化により経営難に陥り、2007年に民間経営に移行しました。2016年には湯沢高原株式会社が設立され、契約を引き継ぎました。布場ゲレンデは2018-2019シーズンを最後に閉鎖され、2019-2020シーズンからは「布場スノーランド」として生まれ変わりました。

施設

湯沢高原ロープウェイ
ロープウェイ「ランドー」（ガーラ湯沢スキー場連絡）
リフト：トリプルリフト1基、ペアリフト5基
スキーセンター
駐車場（合計300台）
スキー神社
山頂カフェ
レストラン「アルピナ」
展望レストラン「エーデルワイス」（旧：カレーハウス「サントピア」）

ロープウェイステーションには、リフト券販売所、レンタルスキー・ボード、スキースクール受付、温泉施設「コマクサの湯」（休業中）、売店、ロッカー、更衣室、キッズスペースが設けられています。

アクセス

公共交通機関：上越新幹線・上越線 越後湯沢駅西口から徒歩800m、または無料シャトルバスで3分。
自動車：関越自動車道湯沢ICから国道17号・県道経由で2km。

関連項目

湯沢高原ロープウェイ
日本のスキー場一覧#新潟県
ガーラ湯沢スキー場
石打丸山スキー場

外部リンク

公式ウェブサイト
湯沢高原スキー場 (@yuzawakogen) - X（旧Twitter）
湯沢高原スキー場 (yuzawakogen) - Facebook
湯沢高原スキー場 (@yuzawakogen) - Instagram
* 湯沢高原スキー場 - YouTubeチャンネル

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