瀬崎

埼玉県草加市瀬崎の詳細解説

概要

瀬崎（せざき）は、埼玉県草加市南部に位置する町名です。現行行政地名としては、瀬崎一丁目から七丁目までが存在します。郵便番号は340-0022で、住居表示実施前は瀬崎町という名称でした。この地域は、主に住宅地として利用されており、落ち着いた住環境が特徴です。

地理

瀬崎は、埼玉県の東部、草加市の南部に広がる沖積平野に位置しています。旧谷塚町の領域に属し、東京都足立区と隣接しています。地域の西側には東武鉄道の谷塚駅があり、住民の交通手段として重要な役割を果たしています。足立区との境界付近には毛長川が流れ、地域の北部には伝右川が流れています。

歴史

江戸時代から明治時代初期

瀬崎は、江戸時代には武蔵国足立郡谷古田領に属する瀬崎村でした。当初は幕府領でしたが、その後変遷はなく、1695年（元禄8年）に検地が実施されました。幕末には足立郡に属し、明治初期には幕府領（代官・佐々井半十郎支配所）でした。

明治維新から町村合併

1868年（慶応4年）には、幕府領が武蔵知県事・山田政則の管轄となり、その後、1869年（明治2年）に大宮県、さらに浦和県へと管轄が変更されました。1871年（明治4年）には、第一次府県統合により埼玉県の管轄となりました。1879年（明治12年）には、北足立郡に属することになりました。1889年（明治22年）には、町村制施行に伴い、周辺の村々と合併し谷塚村が成立、瀬崎村は谷塚村の大字瀬崎となりました。1921年（大正10年）には、大字瀬崎の一部が下谷塚に編入され、下谷塚の一部が瀬崎に編入されるなどの調整が行われました。

谷塚町から草加市へ

1940年（昭和15年）には、谷塚村が町制を施行し、谷塚町の大字瀬崎となりました。その後、1955年（昭和30年）には、谷塚町が草加町、新田村と合併し、新たな草加町が誕生しました。この時、瀬崎は草加町の大字瀬崎となりました。1958年（昭和33年）には、草加町が市制を施行し、同時に瀬崎町に町名が変更されました。そして、2011年（平成23年）には、住居表示が実施され、瀬崎町から瀬崎一丁目〜七丁目へと変更されました。

現在の瀬崎

世帯数と人口

2017年（平成29年）10月1日現在の世帯数と人口に関するデータは、別途参照が必要となります。

教育

瀬崎地域には、草加市立瀬崎小学校と草加市立瀬崎中学校があり、地域の子どもたちの教育を担っています。また、谷塚幼稚園、草加あおぞら保育園、草加市立せざき保育園といった教育施設も充実しています。

交通

瀬崎には鉄道駅はありませんが、すぐ西側にある東武鉄道谷塚駅が利用できます。道路網としては、東京都道・埼玉県道49号足立越谷線（日光街道）、千葉県道・東京都道・埼玉県道54号松戸草加線、埼玉県道・東京都道104号川口草加線、埼玉県道401号谷塚停車場線などが整備されており、交通の便も比較的良好です。

地域施設

瀬崎には、草加市スポーツ健康都市記念体育館、草加市瀬崎コミュニティセンター、谷塚斎場などの公共施設があります。また、多くの公園が整備されており、瀬崎浅間公園、瀬崎氷川公園、瀬崎角田公園、瀬崎山王公園、瀬崎新田公園、瀬崎蒲原公園、瀬崎グランド、瀬崎第2公園、瀬崎第4公園、瀬崎第5公園、瀬崎第6公園、瀬崎町ちびっ子広場など、地域住民の憩いの場となっています。寺社としては、浄土宗西往寺、新義真言宗善福寺、瀬崎浅間神社、小御嶽神社などがあります。

その他

東日本銀行草加支店、東京ガス草加整圧所・ガバナステーション、草加有沢ボクシングジムなどの施設も存在します。また、地域には谷塚コリーナという商業施設もあります。

まとめ

瀬崎は、歴史と自然が調和した住宅地であり、地域住民にとって住みやすい環境が整っています。交通の便も良く、公共施設や教育施設、公園なども充実しており、快適な生活を送ることができる地域と言えるでしょう。

参考文献

「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104。
旧高旧領取調帳データベース

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