熊代聖人

熊代 聖人 (くましろ まさと)

基本情報

• - 生年月日: 1989年4月18日
• - 出身地: 愛媛県上浮穴郡久万高原町
• - ポジション: 外野手、内野手
• - 投打: 右投右打

経歴

プロ入り前

熊代聖人は野球ファンの祖父の影響を受けて、幼い頃からプロ野球選手を目指すようになりました。彼の祖父は、彼が小学校2年生のときに亡くなりましたが、その際に熊代は「必ずプロ野球選手になる」という約束を交わしていました。告別式では、祖母から渡されたアイスの棒にその意思を書き記し、祖父の霊前に供えました。その後、柔道を始めた彼は、小学校4年生から地元の硬式野球チーム「久万クラブ」で野球を始め、すぐに全ポジションを経験しました。

愛媛県立今治西高等学校では投手兼外野手として活動し、3度の甲子園大会（第88回・79回選抜・89回全国選手権）に出場。エースで4番としてチームを牽引し、特に印象深いのは3回戦の決勝ホームランとチームのベスト8進出でした。高校時代の成績は、通算打率.421、1本塁打、8打点、最速143km/hの投球を記録しています。

高校卒業後、社会人野球の日産自動車に入社し、内野手に転向しました。2008年からはレギュラーとして活躍し、2度にわたって都市対抗野球に出場しました。その後、王子製紙に移籍し、外野手に転向しました。

プロ入り

2010年のドラフトで埼玉西武ライオンズから6位指名を受け入団しました。背番号58を背負ってのプロ生活が始まります。

西武時代

初年度の2011年は二軍からスタートし、6月には一軍に昇格。以後、代走や守備固めとして活躍し、81試合に出場して打率.250を記録しました。2012年以降も同様に主に代走・守備固め要員として活躍し、特に左投手相手にはスタメンで出場することもありました。

その後の数年間は打撃成績が無い年が続き、2016年には一軍出場が無いままシーズンを終えますが、2018年からは内野と外野両方を守るユーティリティープレイヤーとしての活躍を見せました。2019年にはすべての守備位置を経験し、2021年には再び多くのポジションでプレーしましたが、最終的には2022年に戦力外通告を受け、引退を決意します。

引退後

引退後の2023年からは二軍外野守備・走塁コーチとして新たなキャリアをスタートしました。

選手としての特徴

熊代選手は俊足・強肩という特徴を持ち、内外野を問わずさまざまなポジションでの守備が可能なユーティリティプレイヤーです。守備では特に球際の強さが光り、打撃では優れたバットコントロールが持ち味です。

人物

彼の愛称は「クマ」や「クマシー」。明るい性格でムードメーカーとして知られており、チーム内外から愛されています。彼自身も「ムードメーカーの役割を果たすべく、チームを盛り上げることに尽力したい」と語っています。また、独特のトークでチームを鼓舞することも彼のスタイルの一部です。

熊代聖人は、プロ野球選手として情熱を持ち続けた経歴を持ち、引退後も新たな道でチームに貢献しています。

もう一度検索