熊山駅

概要

熊山駅は、岡山県赤磐市千躰に所在する、西日本旅客鉄道（JR西日本）山陽本線の駅です。駅番号はJR-S08が付与されています。

赤磐市内で唯一の駅であり、JTB時刻表では市の代表駅として扱われています。しかし、市役所が所在する下市地区（旧・山陽町）への公共交通機関によるアクセスは、現状では容易ではありません。下市地区からJRを利用する際には、岡山駅や瀬戸駅が利用されることが多い状況です。また、合併前の旧熊山町の中心地である松木地区からも、当駅はやや距離があります。

当駅は、岡山白陵中学校・高等学校の最寄り駅であるため、平日の通学時間帯には生徒たちで非常に混雑します。

歴史

1917年（大正6年）7月10日：鉄道院山陽本線の和気駅 - 万富駅間に、熊山信号場として開設されました。
1930年（昭和5年）8月11日：熊山駅に昇格し、旅客および貨物の取り扱いを開始しました。
1960年（昭和35年）10月15日：貨物取り扱いを廃止しました。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物取り扱いを廃止しました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道（JR西日本）の駅となりました。
2007年（平成19年）
6月17日：ICOCA対応の簡易型自動改札機が導入されました。
9月1日：ICカード「ICOCA」が利用可能となりました。
2018年（平成30年）度：熊山駅前周辺整備事業が開始され、駅前広場（ロータリー）などが整備されました。
2019年（令和元年）
5月31日：みどりの窓口の営業を終了しました。
6月1日：終日無人駅となりました。
2020年（令和2年）9月：駅ナンバリングが導入され、使用開始となりました。
2023年（令和5年）：駅前のバリアフリートイレの使用が開始されました。

駅構造

開業当初は、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線の地上駅でした。しかし、2014年時点では待避線であった旧2番のりばの架線が撤去され、旧3番のりばが2番のりばに改番されました。これにより、現在は事実上単式ホーム2面2線の構造となっています（兵庫県内の曽根駅や竜野駅と同様）。

駅舎は姫路方面行きのホーム側にあり、岡山方面行きの島式ホームへは跨線橋で連絡しています。この跨線橋は、2009年（平成21年）2月に近代化産業遺産に認定されています。

現在は東岡山駅が管理する無人駅であり、ICOCAの利用が可能です。

駅前には、男女別のバリアフリー対応の水洗トイレが設置されています。

のりば

駅のホームは以下の通りです。

利用状況

近年の1日平均乗車人員は以下のようになっています。

（具体的な乗車人員データは省略）

駅周辺

駅周辺には、以下の施設やスポットがあります。

備前豊田簡易郵便局
岡山白陵中学校・高等学校
赤磐市立磐梨中学校
熊山遺跡
岡山県道79号佐伯長船線
岡山県道180号熊山停車場線
岡山県道395号和気熊山線
赤磐市民バス・和気町営バス「熊山駅」停留所

その他

映画『種まく旅人～夢のつぎ木～』（2016年公開）のロケ地のひとつとして、当駅が登場しました。この映画は赤磐市を舞台とした作品です。

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）

山陽本線

和気駅 (JR-S09) - 熊山駅 (JR-S08) - 万富駅 (JR-S07)

脚注

（脚注は省略）

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外部リンク

熊山駅｜駅情報：JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道

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