由岐駅

由岐駅について

由岐駅（ゆきえき）は、徳島県海部郡美波町に位置する四国旅客鉄道（JR四国）の駅です。牟岐線の重要な駅であり、特急「むろと」を含む全列車が停車します。駅は海面から4メートルの標高にあり、利用者にとって便利なアクセス手段を提供しています。

歴史

由岐駅の開業は1939年12月14日で、長い歴史を有しています。1972年には貨物取扱が廃止され、1984年には荷物扱いも終了しました。1987年4月1日、国鉄分割民営化によりJR四国の駅として新たにスタートを切りました。

その後、1996年には木造二階建ての駅舎に改築され、地域のコミュニティ施設「ぽっぽマリン」の設置も行われました。この施設には特産品売り場や観光案内所、郷土資料館やイベントスペースがあり、地域の活性化にも寄与しています。2010年には駅が無人化され、簡易委託化が進められましたが、1996年以来の自動券売機は2019年に撤去されました。

近年では、2022年に徳島バスとの共同経営が始まり、運賃の共通化が行われ、JRの有効な乗車券でバス利用が可能となりました。また2023年には新たに海部高校前バス停が設置され、バスの利便性が向上しています。

駅構造

由岐駅は相対式ホーム2面2線の地上駅で、駅舎は海部方面へ向かって左側に位置しています。駅舎ともう一つのホームとの間は、構内踏切でアクセスできます。駅舎は地域のコミュニティ施設を併設した作りとなっており、地域の情報発信や観光促進の拠点としても機能しています。

利用状況

由岐駅の乗車人員は、年々変動がありますが、重要な交通の接点であるため、多くの利用者が訪れます。駅前には高速バスが停車する由岐バス停もあり、徳島バスが運行する路線がいくつか接続しています。これによって地域外へのアクセスも容易となっており、多くの利用者に利用されています。

駅周辺

由岐駅周辺には、地元の産品を販売する店や観光案内所が設置されています。また、学校施設や観光地に近いことから、地域住民だけでなく観光客にとっても利用しやすい場所となっています。

接続交通機関

• - 高速バス: 美波町由岐支所前に位置する由岐バス停が利用可能。
• - 徳島バス: 室戸・生見・阿南大阪線が運行され、阿南駅や高速舞子、なんば[[高速バスターミナル]]方面にアクセスが可能です。

このように、由岐駅は交通の要所として、歴史と地域のコミュニティを支えています。地域住民はもちろん、観光客にとっても重要な駅となっているのです。

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