白瀬南極探検隊記念館

白瀬南極探検隊記念館

白瀬南極探検隊記念館（しらせなんきょくたんけんたいきねんかん）は、秋田県にかほ市に位置する市立の科学館で、探検家白瀬矗（しらせ のぶ）の偉業を記念して1990年に設立されました。彼は日本の陸軍中尉として初めて南極探検に挑んだ人物です。

魅力的な施設

この記念館は著名な建築家・黒川紀章の手によってデザインされた建物で、中心にあるのは円錐形の「オーロラドーム」です。この特徴的なドームの周囲には、打ちっぱなしコンクリートで造られた展示室がドーナツ状に配置されています。オーロラドーム内では、実際のオーロラの映像や、南極大陸の形成過程をCGで描いた映像が上映されており、訪れる人々を魅了します。

展示内容

展示室では、白瀬の南極探検に関する資料や、彼の業績を中心にした南極探検の歴史が紹介されています。また、白瀬隊が実際に南極探検で使用した道具や資料も展示されており、探検の厳しさや多様性を学ぶことができます。

特に注目すべきは、1968年に日本の第9次観測隊が南極点に到達した際に使用された雪上車「KD605」です。これは2014年に日本機械学会から機械遺産として認定されており、訪問者は貴重な体験を得ることができます。

南極公園

館の周囲は「南極公園」として整備されており、ここには白瀬が探検に使用した船「開南丸」を模した実物大の遊具などが設置されています。子供たちが遊びながら南極の探検を身近に感じることができるようになっています。

入館情報

• - 開館時間: 3月から10月までの間は9:00から17:00まで開館（最終入館は16:30）
• - 休館日: 毎週月曜日（祝日の場合はその翌日）及び12月29日から1月3日まで（長期休暇中の小中学校は月曜日も開館）
• - 入館料: 大人（高校生以上）300円、子供（小中学生以下）200円。JAF会員証提示で100円割引、身体障害者手帳提示で無料、市内の小中学生は無料です。

アクセス

記念館へのアクセスは、鉄道利用が便利で、JR羽越本線の金浦駅から徒歩約20分の距離です。公共交通機関を利用して訪れることができ、地元の文化や歴史に触れられる素晴らしいスポットです。

この記念館は、南極探検の歴史や白瀬の業績に興味を持つ方々にとって、欠かせない場所です。訪問者は探検の魅力や重要性を再認識し、南極に対する理解を深めることでしょう。

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