真如苑

真如苑の概要

真如苑（しんにょえん）は東京都立川市柴崎町に本部を置き、日本の仏教・真言宗の一派です。この教団は、真言宗総本山・醍醐寺の伝燈に基づいた在家仏教教団として、1946年に設立されました。

歴史的背景

真如苑の草創期は1936年に始まります。伊藤真乗（1906～1989）と妻の伊藤友司（1912～1967）によって設立され、真言密教の教理に基づき、日常生活における実践を重視した活動を展開しました。戦後の1951年には宗教法人法が施行され、1953年に正式な宗教法人として認証を受けました。

教義と信念

真如苑の教えは「大般涅槃経」に基づき、全ての生きとし生けるものに仏性があるという信念を中心に据えています。また、真如苑の信者は、「接心」を通じて自己の成長を図り、他者に寄り添う活動を行います。この教団は、信者同士の絆を重視し、導き親と子信者の関係が築かれることが特徴です。

教団の活動

真如苑は、信者の数が増加し続けており、2022年には約93万人に達しました。さらに、全国約5800カ所での清掃活動や、阪神淡路大震災や東日本大震災におけるボランティア活動も行っています。また、カンボジアなど海外での支援も実施しています。

現在の状況

真如苑は、社会貢献活動を通じて積極的な対外交流を図っており、特に震災時の活動は高く評価されています。また、教主真乗の教えを受け継いだ現在の苑主、伊藤真聰は、教団のさらなる発展を目指しています。

継承と将来

今後も真如苑は、より多くの人々に教えを広め、社会に貢献することを目指しています。教義の深化や修行の精練、小さな活動から大きな影響を与える教団として、その歩みを続けていくことでしょう。

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