神宮寺駅

神宮寺駅の概要

神宮寺駅（じんぐうじえき）は、秋田県大仙市の神宮寺本郷野に位置する東日本旅客鉄道（JR東日本）の奥羽本線の駅です。この駅は、地域住民にとって重要な交通拠点としての役割を果たしています。駅の歴史と共に、駅構造や周辺交通について詳しく見ていきましょう。

歴史

神宮寺駅は1904年8月21日に、当初は国鉄奥羽北線の終着駅として開設されました。その後、同年の12月21日には大曲駅まで路線が延伸されて途中駅となります。1968年には駅の大規模な拡張工事が行われ、交換設備の増設とホームの延伸が完了しました。

1978年には貨物取扱が廃止され、1979年には業務が委託化されました。1985年には荷物扱いが廃止され、簡易委託化が進みます。そして、1987年4月1日に国鉄の分割民営化により、JR東日本の一部として運営されることになります。

2008年には駅舎の改築工事が始まり、6月30日に新しい駅舎が完成しました。この新駅舎では大仙市の施設とJR東日本の施設が一体となり、利便性が向上しました。また、2024年10月1日からは「えきねっとQチケ」のサービスが開始される予定です。

駅構造

神宮寺駅は地上駅で、島式ホームを持ち、1面2線で構成されています。駅舎側から見て、標準軌（秋田新幹線下りの副本線）、狭軌（主本線・1番線）、また別の狭軌（副本線・2番線）が順に並んでおり、通過線も設置されています。この構造により、普通列車の行き違いや「こまち」の待避が可能になっています。

加えて、通過線の奥側には本線と接続していない架線が張られた線路もあり、これは各種訓練などに用いられます。神宮寺駅は大曲駅の管理下にある簡易委託駅で、指定券の取り扱いも行っています。営業時間外には、乗車駅証明書発行機を利用して乗車証明書を取得し、車内で精算することが求められます。

利用状況

JR東日本の統計によると、2023年度の1日平均乗車人数は172人に達しています。この数字は、2000年度以降の推移をもとにしたもので、駅の利用状況を示す重要な指標となっています。

駅周辺の交通

神宮寺駅周辺には、羽後交通による路線バスが運行されており、駅から徒歩2分の場所に神宮寺駅前角というバス停があります。これにより、周辺地域へのアクセスもスムーズです。

隣の駅

神宮寺駅の隣には、奥羽本線の大曲駅と刈和野駅があります。神宮寺駅は大曲駅と刈和野駅の中間に位置しており、普通列車が停車しますが、特急などの快速列車は通過します。

結論

神宮寺駅は地域の交通の要所として長い歴史を有しており、今後もますます多くの利用者にとって便利な駅であり続けることでしょう。地域の発展に寄与する駅として、今後の動向も注目です。

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