稲沢市荻須記念美術館

稲沢市荻須記念美術館：荻須高徳の世界と、豊かな自然に包まれた静寂の空間

愛知県稲沢市稲沢公園に位置する稲沢市荻須記念美術館は、1983年に開館した公立美術館です。画家・荻須高徳氏の作品を主に展示しており、氏の芸術性に触れることができる貴重な場所となっています。

歴史と建築：パリのアトリエが稲沢に

美術館の建物は、1985年にBCS賞を受賞しており、その建築美も魅力の一つです。さらに、1996年には荻須氏がパリで使用していたアトリエを忠実に再現。このアトリエの復元は、1997年に愛知まちなみ建築賞を受賞するなど、高い評価を受けています。アトリエの再現は、荻須氏の創作活動に迫る貴重な機会を提供しており、来館者は当時の息遣いを感じ取ることができるでしょう。

展示内容：多様な企画展と充実した常設展示

美術館では、荻須高徳氏が稲沢市に寄贈した作品を中心とした常設展示が充実しています。氏の代表作から初期の作品まで、幅広い作品群を通して、その画業の軌跡をたどることができます。

常設展示室に加え、特別展や企画展も定期的に開催され、現代美術や、日本の伝統美術など、多様な美術作品を鑑賞できます。これらの企画展は、来館者に新鮮な驚きと発見を提供し、美術への理解を深める機会となるでしょう。

アクセスと周辺環境：緑豊かな公園内でのんびりと

美術館は、緑豊かな稲沢公園内にあります。名鉄名古屋本線国府宮駅から徒歩20分、または名鉄バスを利用できます。お車の場合は、名神高速道路一宮IC、東海北陸自動車道一宮西IC、または一宮稲沢北ICからそれぞれ20分、15分とアクセスも良好です。

周辺には、名古屋文理大学、稲沢市保健センターなどの施設があり、美術館を拠点に、周辺の観光スポットを巡るのもおすすめです。稲沢公園内を散策したり、国府宮神社を訪れたり、稲沢市の魅力を存分に堪能できます。

開館時間と料金：気軽に足を運べる美術館

開館時間は9時30分から17時までです。休館日は月曜日（祝日の場合は翌日）、祝日の翌日、年末年始、そして国府宮はだか祭の日となります。

入館料は、常設展示室が一般310円、高・大学生210円、小・中学生50円です。一般展示室は無料ですが、企画展など、特別展は別途料金がかかります。

まとめ：芸術と自然が調和する癒やしの空間

稲沢市荻須記念美術館は、荻須高徳氏の芸術に触れ、静かな時を過ごせる場所です。美しい建築、充実した展示、そしてアクセスの良さから、老若男女問わず多くの人々に親しまれています。稲沢を訪れた際には、ぜひ足を運んで、その魅力を体感してください。

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