紀三井寺駅

紀三井寺駅（きみいでらえき）

紀三井寺駅は、和歌山県和歌山市三葛にあるJR西日本の紀勢本線に属する駅です。この駅は、1924年に開業し、以来地域の交通の要所としての役割を果たしています。駅の周辺には紀三井寺や名草山などがあり、観光客にも訪れられています。

歴史

紀三井寺駅の歴史は1924年の開業に始まります。当初は紀勢西線の一部として開業され、1959年には紀勢本線が全通し、現在の路線名で運営されています。国鉄が民営化された1987年以降、JR西日本が運営を担当しています。

駅の大きな変遷として、2004年に橋上駅舎が新たに設置され、エレベーターも整備されました。これにより、バリアフリー化が進み、利用者の利便性が向上しました。その後、2015年にICカード「ICOCA」のサービスが始まり、さらなる便利さが加わりました。

過去には特急列車の停車もありましたが、現在は快速列車が停車するようになっています。また、2021年にはみどりの窓口の営業が終了し、駅業務がJR西日本交通サービスに移管されました。

駅構造

紀三井寺駅は、相対式ホームを持つ地上駅で、現在は2面2線の構造となっています。以前は複合型の駅構造だったため、経年的に多くの改修が行われました。改札口は1か所で、和歌山駅が管理を行っています。また、駅にはタッチパネル式自動券売機も設置されています。

利用状況

2022年度のデータによれば、紀三井寺駅の1日平均乗車人員は1,799人でした。近年では、駅周辺の発展や医大キャンパスの存在により、利用者数は増加傾向にあります。

駅周辺の施設

駅の周辺には多くの施設があり、地域の重要な拠点となっています。紀三井寺（金剛宝寺）や名草山は観光地として人気があります。また、和歌山県立医科大学が近くにあり、医療関連の施設も多数あります。さらに、ヤマダデンキやスーパーセンターオークワなどの商業施設も充実しており、買い物に訪れる人々にも便利です。

バス路線

紀三井寺駅からは、和歌山バスや地域バスも運行されており、周辺地域へのアクセスが便利です。具体的なバス系統としては、紀三井寺線や紀三井寺団地線などがあり、利用者のニーズに応えています。

隣接駅

紀三井寺駅の隣には黒江駅と宮前駅があり、どちらの駅とも接続しています。特に、黒江駅からは快速列車が利用可能で、和歌山方面へスムーズにアクセスできます。

このように、紀三井寺駅はその歴史的背景とともに、周辺地域との結びつきが深い重要な駅です。交通の便が良く、観光地や商業施設とも接続していますので、訪れる際にはぜひ利用してみてください。

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