紀伊御坊駅

紀伊御坊駅：御坊市の中心を支える紀州鉄道の駅

紀伊御坊駅は、和歌山県御坊市薗に位置する紀州鉄道紀州鉄道線の駅です。御坊市の中心部に最も近い鉄道駅であり、地域住民の足として重要な役割を果たしています。

歴史

1931年（昭和6年）6月15日：御坊町駅として開業。
1931年（昭和6年）6月：紀伊御坊駅に改称。
1979年（昭和54年）9月21日：現在の駅舎が竣工。

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅で、終日駅員が配置されている直営駅です。構内には側線が2本あり、それぞれ検車や車両の留置に使用されています。かつて活躍したキハ603が構内に保存されており、鉄道ファンにとっては見逃せないポイントです。また、夜間滞泊設定駅でもあります。

かつては交換設備を備えた相対式ホーム2面2線の構造でしたが、交換設備廃止に伴い、駅舎側のホームを拡張しました。現在も旧ホームが残されており、当時の駅名標を見ることができます。

1979年（昭和54年）に竣工した駅舎は、開業50周年記念切符の売り上げ（約2,000万円）を元に新築されました。駅舎内には紀州鉄道鉄道部事務所があります。

利用状況

近年の一日平均乗車人員は以下の通りです。

（具体的なデータは省略）

駅周辺

駅周辺は御坊市の中心部となっており、以下の施設があります。

国保日高総合病院
御坊市民文化会館
御坊市立体育館
御坊市立御坊小学校
熊野御坊南海バス御坊支社
近畿労働金庫 御坊支店
松源 御坊店

御坊市役所へは、隣の市役所前駅の方が近いです。

特記事項

紀州鉄道の回数券、定期券、入場券、普通乗車券は、当駅の窓口でのみ購入可能です。御坊駅はJR西日本の管轄であり、紀州鉄道の乗車券は購入できません。

当駅で発売している普通乗車券は硬券で、自社線内だけでなく、御坊駅から接続する紀勢本線、和歌山駅で紀勢本線と接続する阪和線・和歌山線、さらには阪和線と直通する大阪環状線方面への連絡乗車券も購入できます。

紀州鉄道創業70周年記念乗車券は現在、当駅でのみ購入可能です。また、70周年記念グッズも当駅でのみ取り扱っています（グッズは通信販売も行っており、現金書留でのみ購入可能）。

隣の駅

紀州鉄道

■紀州鉄道線

学門駅 - 紀伊御坊駅 - 市役所前駅

紀伊御坊駅は、地域の方々にとってかけがえのない存在であり、鉄道ファンにとっても魅力的な駅です。硬券の乗車券や記念グッズなど、ここでしか手に入らないものも多く、訪れる価値のある駅と言えるでしょう。

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