緑橋駅

緑橋駅：Osaka Metro中央線と今里筋線の結節点

緑橋駅は、大阪府大阪市東成区に位置するOsaka Metro中央線と今里筋線の乗換駅です。両路線が交わる重要な拠点として、多くの利用客で賑わっています。駅番号は中央線がC20、今里筋線がI20となっています。

緑橋駅の歴史

緑橋駅の歴史は、1968年7月29日に中央線（当時、高速電気軌道4号線）の森ノ宮～深江橋間の延伸開業と同時に始まりました。その後、2006年12月24日には今里筋線（高速電気軌道8号線）が開業し、乗換駅としての役割を担うようになりました。2018年4月1日には、大阪市交通局の民営化に伴い、Osaka Metroの管轄となりました。

駅構造とアクセス

緑橋駅は、中央線と今里筋線ともに地下駅で、島式ホーム1面2線の構造となっています。改札口は、中央線ホームに東西2ヶ所、今里筋線ホームに1ヶ所の計3ヶ所あります。中央線ホーム西側の改札から今里筋線ホームへは連絡通路が伸びており、今里筋線ホームから中央線ホームへは、便利な動く歩道が設置されています。

駅業務の管轄は、中央線部分が阿波座管区駅、今里筋線部分が清水管区駅となっています。駅長は阿波座管区駅に配置され、緑橋駅と深江橋駅の運営を管轄しています。一方、今里筋線部分は鴫野駅から管轄されています。

利用状況と周辺環境

2020年11月10日時点の1日あたりの乗降人員は20,452人（乗車人員10,542人、降車人員9,910人）と、多くの人が利用する駅です。

駅周辺には、公園や神社、学校などの公共施設に加え、商業施設なども点在しています。具体的な施設としては、東成中本郵便局やボバース記念病院などが挙げられます。交通面では、阪神高速13号東大阪線も駅近くに位置しています。

バス路線も充実しており、地下鉄緑橋停留所から大阪シティバスの35号系統（杭全行きと守口車庫前行き）が運行されています。

過去の交通網との関わり

現在の地下鉄駅になる以前、緑橋には1957年4月1日から1970年6月14日まで、大阪市電森之宮緑橋線と大阪市営トロリーバスの緑橋停留所が存在していました。南北に走るトロリーバスと東西に走る市電が接続する重要な拠点でした。森之宮緑橋線は大阪市電最後の開業路線でしたが、市電は1964年10月1日に廃止されたため、地下鉄開業からわずか1年11ヶ月間のみ、トロリーバスとの接続駅として機能していました。

隣の駅

中央線: 森ノ宮駅 (C19) - 緑橋駅 (C20) - 深江橋駅 (C21)
今里筋線: 鴫野駅 (I19) - 緑橋駅 (I20) - 今里駅 (I21)

括弧内は駅番号を示しています。

まとめ

緑橋駅は、Osaka Metro中央線と今里筋線の乗換駅として、地域の交通を支える重要な役割を担っています。歴史を紐解きながら、駅周辺の環境や交通網、そして利用状況を理解することで、緑橋駅という場所をより深く知ることができるでしょう。

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