能見台駅

能見台駅

能見台駅（のうけんだいえき）は、神奈川県横浜市金沢区能見台通に位置する、京浜急行電鉄本線の駅です。駅番号はKK48です。この駅は、地域の重要な交通拠点として、多くの人々に利用されています。

歴史

能見台駅は、その歴史の中で何度かの変遷を経て現在の形に至っています。

1944年（昭和19年）5月10日 - 谷津坂駅（やつざかえき）として開業しました。当初は軍需工場の物資輸送が主な役割でしたが、戦後になって一般客の利用が始まりました。
1968年（昭和43年）6月 - 都営地下鉄浅草線・京成電鉄との相互直通運転開始後、京成本線の谷津遊園駅（現在の谷津駅）と駅名が類似していたため、混乱を避ける必要がありました。そのため、駅周辺の住宅地開発が進む中で、近くの景勝地である「能見堂」にちなんで駅名を変更することが決定しました。
1969年（昭和44年） - 現在地に移転し、橋上駅となりました。これにより、駅の利便性が大きく向上しました。
1982年（昭和57年）12月1日 - 能見台駅に改称されました。同時に駅舎が改築され、バスターミナルが設置され、駅周辺の交通アクセスが大幅に改善されました。
1983年（昭和58年）5月2日 - ダイヤ改正により、朝の上り急行が臨時停車するようになりました。
1999年（平成11年）7月31日 - ダイヤ改正により京急蒲田以南の急行が廃止され、すべての列車が普通停車となりました。
2010年（平成22年）
3月 - エレベーターが設置され、バリアフリー化が進みました。
5月16日 - ダイヤ改正により、エアポート急行の停車駅となり、空港へのアクセスが向上しました。

駅構造

能見台駅は、8両編成に対応した相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。ホームは浦賀方面に向かって右カーブ上に設置されており、下りホームにはカント（線路の傾斜）のため、電車とホームの間に隙間や段差が大きい箇所があります。駅舎は橋上にありますが、駅前広場とバスターミナルは西側の高台に面しており、地上駅舎のような外観を呈しています。駅は京浜急行電鉄の直営駅として運営されています。

のりば

ホームは以下の通りです。

1番線：浦賀方面
2番線：横浜・品川方面

利用状況

横浜市統計書によると、2022年度の1日平均乗降人員は28,538人（乗車人員：14,113人、降車人員：14,425人）です。2020年度の1日平均乗降人員は24,220人で、京急線全72駅中17位となっています。

以下に近年の1日平均乗降・乗車人員の推移を示します。

(具体的な数値データは省略、必要に応じて追加)

駅周辺

駅周辺は高台に挟まれた谷間に位置しており、東側には国道16号が並走しています。ホームは南北に伸びています。駅の周辺には、以下の施設や公共機関があります。

神奈川県立循環器呼吸器病センター
横浜検疫所長浜措置場
イトーヨーカドー能見台店
ビーコンヒル能見台
西友能見台店
富岡中学校・能見台小学校・西富岡小学校・氷取沢高校・能見台南小学校
横浜中学校・高等学校
国道16号

バス路線

駅前にはバスターミナルが整備されており、以下のバス停が最寄りです。

能見台駅（バスターミナル内）：京浜急行バス能見台営業所
谷津坂・長浜（国道16号上）：京浜急行バス追浜営業所
能見台駅入口（循環器病センター前）：横浜市営バス磯子営業所

これらのバス路線により、京急線西側の住宅地、氷取沢方面、磯子駅、三井アウトレットパーク横浜などへのアクセスが可能です。バス路線の詳細については、各営業所の情報を参照してください。

隣の駅

京浜急行電鉄本線における隣の駅は以下の通りです。

■快特・■特急：通過
■急行：杉田駅 (KK46) - 能見台駅 (KK48) - 金沢文庫駅 (KK49) (当駅から金沢文庫方面は各駅停車)
■普通：京急富岡駅 (KK47) - 能見台駅 (KK48) - 金沢文庫駅 (KK49)

脚注

(注釈、出典は省略)

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

* 能見台駅（各駅情報） - 京浜急行電鉄

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