舎熊駅

舎熊駅（廃駅）

舎熊駅は、北海道増毛郡増毛町に位置し、JR北海道留萌本線にあった駅です。1921年に開業し、地域の足として利用されてきましたが、2016年に留萌本線の一部区間廃止に伴い、その歴史に幕を閉じました。

歴史

1921年：留萠線が開通し、舎熊駅が開業。
1931年：線路名が留萠本線に改称。
1960年：貨物取扱いが廃止。
1984年：荷物取扱いが廃止され、無人駅に。
1980年代後半：駅舎が改築され、貨車駅舎となる。
1987年：国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
2016年：留萌駅 - 増毛駅間の廃止に伴い、廃駅。

駅名の由来

駅名は、所在地の地名「舎熊（しゃくま）」に由来します。この地名は、アイヌ語の「イサックマ（i-sat-kuma）」（魚を乾かす物干し棚）から来ているとされています。

駅構造

舎熊駅は、単式ホーム1面1線の地上駅でした。かつては交換設備を持つ相対式ホーム2面2線でしたが、貨物取扱廃止後に撤去されました。駅舎は貨車を改造したもので、宗谷本線の貨車駅舎と同一の外観でした。

利用状況

1992年度の1日乗降客数は28人でしたが、2011年から2015年の調査では、1日平均1名以下という状況でした。

駅周辺

駅周辺には農家が点在し、かつての貨物側線跡はパークゴルフ場として利用されていました。

国道231号（日本海オロロンライン）
留萌警察署舎熊駐在所
舎熊郵便局
沿岸バス「舎熊郵便局前」停留所

廃駅後

2017年10月現在、駅舎とホームは撤去され、更地となっています。しかし、かつてホーム上にあった電灯設備は残存しています。また、駅前の広場跡は冬季に雪捨て場として活用されています。

隣の駅

JR北海道 留萌本線
信砂駅 - 舎熊駅 - 朱文別駅

参考文献

Wikipedia: 舎熊駅
* 北海道旅客鉄道旭川支社 (2016年11月12日). “舎熊駅（旭川支社管内駅紹介）”. 2016年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月15日閲覧。

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