船堀駅

船堀駅の概要

船堀駅（ふなぼりえき）は、東京都江戸川区船堀三丁目に所在する、東京都交通局（都営地下鉄）新宿線の駅です。この駅は「S 17」という駅番号が付与されており、多くの利用者に親しまれています。

歴史

船堀駅は1983年（昭和58年）12月23日に開業しました。当初は東大島駅から延伸された際の終着駅としての役割を果たしていましたが、1986年（昭和61年）9月14日に篠崎駅までの延伸が行われてからは途中駅となりました。その後、2007年（平成19年）3月18日よりICカード「PASMO」の利用が可能となり、利便性が向上しました。また、2015年（平成27年）3月24日には1番線ホーム上の待合室の使用が開始され、駅の施設がさらに充実しました。

駅の構造

船堀駅は高架駅で、相対式ホームが2面2線配置されています。初めて開業したときは終着駅でしたが、東大島駅との接続については構造的な理由から、引き上げ線をそのまま延伸して単線並列で東大島駅と船堀駅間を運行しています。駅の地上部分と改札はスロープや階段で結ばれており、改札とホーム間にはエレベーターが設置されています。なお、駅のシンボルは金魚であり、これは江戸川区の地場産業を象徴しています。

利用状況

2022年度のデータでは、船堀駅の1日平均乗降人員は53,981人いました。その内訳は27,095人の乗車人員と26,886人の降車人員です。この数字からも、船堀駅が多くの人々に利用されている重要な交通拠点であることがわかります。近年、利用者数は徐々に増加している傾向にあります。

駅周辺の利便性

船堀駅の周辺には、いくつかの主要道路や交通施設があります。例えば、東京都道308号千住小松川葛西沖線や東京都道・千葉県道50号東京市川線があり、地元の交通の要所となっています。北口にはタワーホール船堀やイオンフードスタイル船堀店、銀行や学校などが立ち並び、南口には江戸川船堀郵便局や葛西警察署なども近くにあります。

バス路線

船堀駅には北口と南口それぞれにバス停が設置されています。北口からは新小21系統や葛西24系統、南口からは新小21系統や西葛26系統など、東京都交通局による多彩な路線が運行されています。これにより、駅周辺の地域へもスムーズにアクセスすることが可能で、利用者にとっては非常に便利な交通手段となっています。

隣の駅

詳細な乗換え情報として、都営新宿線の急行運行中は、大島駅と本八幡駅の間に位置します。また、各駅停車の経路では東大島駅と一之江駅とも隣接しています。

船堀駅は、歴史ある交通の要所としての役目を果たすと共に、周辺の発展とともに成長を続けており、今後も地域社会における重要な役割を担っていくことでしょう。

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