花園町駅

花園町駅について

花園町駅（はなぞのちょうえき）は、大阪府大阪市西成区旭一丁目に位置する、大阪市高速電気軌道（Osaka Metro）四つ橋線の駅です。駅番号はY17で、1942年に開業され、長い歴史を有する駅です。

歴史

花園町駅は1942年5月10日に、3号線（現在の四つ橋線）が大国町から当駅間で開通した際に終着駅として設けられました。その後、1956年6月には3号線が岸里駅まで延伸され、中間駅となりました。1974年には上下線を繋ぐ連絡通路が設置され、1991年には市営の自転車駐輪場が開設されました。さらに、2018年4月1日には大阪市交通局の民営化に伴い、Osaka Metroの駅として運営されるようになりました。最近では2024年10月11日に可動式ホーム柵の運用が開始される予定です。

駅の構造

この駅は地下に位置し、相対式ホーム2面2線を備えています。改札口やホームは地下1階にあり、改札は南北方向にそれぞれ設けられ、合わせて4か所あります。中ほどにある連絡通路を通じて、両方のホームを行き来することができます。なお、2003年頃までは西梅田方面行きのホームに売店も存在しました。

花園町駅は大国町管区駅に属しており、岸里駅の管理下にあります。

利用状況

2024年11月12日現在、1日当たりの乗降人員は17,520人で、その内訳は乗車人員が8,789人、降車人員が8,731人です。この数字は四つ橋線の全駅の中で、南隣の岸里駅に次いで少なくなっています。1993年3月には堺筋線の延伸があり、その後岸里駅と共に影響を受け、また2000年以降は少子高齢化に伴う周辺地域の人口減少が利用状況にも反映されており、顕著な減少傾向を示しています。

駅周辺の施設

花園町駅は周辺に多様な施設が揃っています。公共施設としては、西成区老人福祉センターや子ども・子育てプラザがあります。また、いくつかの小学校や中学校も近接しており、教育環境が整っています。商業施設としては、イズミヤの本社や各店舗があったり、スーパー玉出や鶴見橋商店街などもあります。医療機関も充実しており、杏林記念病院や田口クリニックが駅近くにあります。

交通面では南海電気鉄道の萩ノ茶屋駅が近く、また阪堺電気軌道も利用可能です。バス路線も複数運行されており、利便性の高い地域と言えるでしょう。最寄りのバス停は花園交差点近くに位置し、あべの橋やなんば方面へ向かう路線が乗り入れています。

隣接駅

花園町駅の隣駅は、大国町駅（Y16）と岸里駅（Y18）で、それぞれ短い距離でアクセスできるため、移動に便利な場所にあります。

このように、花園町駅は歴史的な背景を持ちつつ、交通の利便性や周辺施設が充実した地域の中心的な役割を果たしています。

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