荒島駅

荒島駅について

荒島駅（あらしまえき）は、島根県安来市の荒島町に所在する、西日本旅客鉄道（JR西日本）の山陰本線の駅です。この駅は、地域の移動手段として重要な役割を担っており、風情ある木造駅舎が特徴です。

歴史

荒島駅は1908年11月8日に、官設鉄道の安来駅から松江駅間の延伸に併せて開設されました。当時から旅客及び貨物取り扱いを開始し、山陰本線の一部として機能してきました。1909年には正式に山陰本線の駅としての地位が確立され、その後、1928年に広瀬鉄道線が開通し、出雲広瀬駅との接続が実現しました。その後、1944年には広瀬鉄道が伯陽電鉄と合併し、1948年に再独立するまでさまざまな変遷を経ています。

1960年には広瀬線が廃止され、その後、貨物取り扱いや荷物扱いの変遷を経て、1987年に国鉄が民営化され、西日本旅客鉄道の駅として再スタートを切りました。1991年からは無人駅となり、1993年には自動券売機が設置され、2016年にはICカード「ICOCA」の利用が可能になりました。

駅の構造

荒島駅は、2面3線を持つ複合型の地上駅です。木造の駅舎は、1番のりばに接続しており、島式の2・3番のりばへは跨線橋でアクセス可能です。列車の待避や交換ができる構造になっており、利便性が高い駅となっています。

無人駅ですが、駅舎内には自動券売機が設置されており、乗車券の購入が可能です。また、駅舎の一部には「荒島駅ふれあい館」があり、地域の歴史や文化を紹介する展示室として利用されています。

のりば案内

• - 1番のりば: 下り本線
• - 2番のりば: 上り本線
• - 3番のりば: 上下副本線

利用状況

荒島駅の1日平均乗車人員は2021年度で344人でした。以前のデータでは、2004年度に356人、1994年度には577人、1984年度には509人という記録もあります。近年では、少しずつ利用者数が減少している状況がありますが、地域住民にとっては重要な駅であり続けています。

駅周辺の施設

荒島駅周辺には様々な施設があります。たとえば、荒島郵便局や安来市立認定こども園、安来自動車学校、山陰合同銀行の代理店、安来市立荒島小学校、そして荒島ルーテル教会などが位置しています。さらに、バス路線も整備されており、安来市広域生活バス（イエローバス）が利用可能です。

隣接する駅

荒島駅の隣には、安来駅と揖屋駅があります。これらの駅も山陰本線の一部であり、地域の交通網を支えています。

荒島駅はその歴史と地域密着の特徴を持ち、今後も地域の交通の要としての役割を果たしていくことでしょう。

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