荒砥駅

荒砥駅の概要

荒砥駅（あらとえき）は、山形県西置賜郡白鷹町大字荒砥甲に位置する、山形鉄道フラワー長井線の終点です。隣接する車両基地には、YR-880形車両が保管されており、地域の交通の要所とも言える存在です。

歴史

この駅の歴史は1923年4月22日にさかのぼります。この日に長井線の鮎貝から荒砥間が開通し、駅が開業しました。その後、貨物および荷物の取扱いが行われていましたが、1981年と1984年にそれぞれ廃止されました。

1987年には、国鉄分割民営化に伴いJR東日本の駅となり、1988年には山形鉄道に移管されました。その後、2002年には「東北の駅百選」に選ばれ、地域の重要な観光地としても知られるようになりました。

駅の構造

荒砥駅は、単式ホーム1面1線からなる地上駅で、一定の時間帯には駅員が配置されています。駅の出札窓口は、平日9時から18時まで営業していますが、土日祝日は休業のため、利用者は事前にチケットを準備しておく必要があります。

利用状況

2017年度のデータによれば、日平均乗車人員は157人に達しています。地元の人々だけでなく、観光客にも利用され爆買いされることが多いです。

駅周辺の施設

駅から徒歩約10-15分のところに荒砥の中心街があります。このエリアには、白鷹町役場や長井警察署白鷹東駐在所、荒砥郵便局など、地域の重要な施設があります。さらに、山形県立荒砥高等学校や国道287号、国道348号も通っており、交通の便も良好です。

バス路線

荒砥駅は山交バスや町営バスが発着する停留所でもあります。特に、山形市役所前から長井市役所前への路線バスは、2013年に経路が変更され、荒砥駅を経由するようになりました。これにより、駅へのアクセスがさらに便利になりました。

駅舎内の施設

さらに、駅舎内には「荒砥駅資料館」があり、地域の歴史や文化を知る場としても利用されています。2003年にリニューアルオープンした新駅舎は、利用者から好評を得ており、地域の魅力を発信する拠点として機能しています。

隣接駅

荒砥駅の隣には、山形鉄道のフラワー長井線の四季の郷駅があります。

参考情報

荒砥駅は、県内外からのアクセスが良好で、訪れる際には周辺の観光スポットも併せて楽しむことができる、非常に魅力的な駅です。

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