菊地創

菊地創：透明感あふれる旋律を紡いだ音楽家

菊地創（きくち はじめ）は、1979年2月24日に北海道札幌市で生まれ、2023年11月16日に44歳という若さで急逝した日本の作曲家、編曲家、音楽プロデューサーです。彼は音楽ユニットeufoniusの音楽プロデューサーとしても知られており、その才能は多岐にわたりました。一般社団法人日本作[[編曲家協会]]正会員でもありました。

生い立ちとキャリア

北海道札幌藻岩高等学校を卒業後、音楽専門学校在学中から18歳という若さで舞台音楽、CM音楽、ゲーム音楽の制作に携わりました。23歳で作曲家・編曲家としてメジャーデビューを果たし、一十三十一や平尾勇気などのアーティストの作品に参加しました。

菊地創は、数多くのテレビアニメやPCゲーム関連ソングを手がけました。代表作には、『宇宙のステルヴィア』、『カレイドスター』、『蒼穹のファフナー』、『CLANNAD』、『ノエイン もうひとりの君へ』、『true tears』、『ヨスガノソラ』、『ココロコネクト』、『このはな綺譚』などがあります。また、『双恋』、『true tears』、『魔法先生ネギま! 〜白き翼 ALA ALBA〜』、『このはな綺譚』では劇伴も担当し、その才能を発揮しました。

彼の音楽の特徴は、独特の転調を駆使したメロディメイクと、透明感のあるクリアなサウンドメイクです。ボーカル、楽器、ドラム、弦カルテットまで録音できるプライベートスタジオを所有し、楽曲提供、作・編曲から録音・ミキシングまでを自身で手掛けていました。レコーディング&ミキシング・エンジニアとして赤川新一に師事しています。

eufoniusとしての活動

ボーカルのriyaと共にeufoniusを結成し、2004年10月21日にメジャーデビューしました。eufoniusでは、トラックメイカーとして作曲・編曲の大半、作詞の一部を担当し、数々の楽曲を世に送り出しました。

Twitterでの炎上と活動自粛、そして復活

2012年8月、Twitter上での発言が炎上し、eufoniusの公式ウェブサイトで謝罪しました。一時的に活動を自粛しましたが、約1年後の2013年9月にステージに復帰し、活動を再開しました。

突然の訃報

2023年11月16日、急性心不全のため急逝しました。44歳という若さでの突然の訃報は、多くのファンや関係者に衝撃を与えました。訃報は、eufoniusのボーカルであるriyaが自身のX（旧Twitter）で公表しました。

菊地創が残した音楽は、今も多くの人々に愛され続けています。彼の透明感あふれる旋律と、心に響く歌詞は、これからも多くの人々の心に残り続けるでしょう。

ディスコグラフィー (一部抜粋)

シングル
(省略)
アルバム
(省略)
劇伴
TVアニメ「このはな綺譚」
富山県制作アニメ「マイの魔法と家庭の日」
OVA「魔法先生ネギま! 〜白き翼 ALA ALBA〜」
TVアニメ「true tears」
TVアニメ「双恋」

個人提供作品
一十三十一
「感触」 (2002) - 編曲
「360゜」 (2003) - 編曲&Programing
「Synchronized Singing」 (2005) - 編曲&Programing
TRUE
3rdアルバム「Lonely Queen’s Liberation Party」Anchors Step (2018) - 作曲・編曲&レコーディング&MIX
渕上舞
* 1stシングル 「部屋の窓から見る花火」 (2018) - 作曲・編曲・レコーディング&MIX

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