行川アイランド駅

行川アイランド駅について

行川アイランド駅は、千葉県勝浦市浜行川に位置する、JR東日本外房線の駅です。かつては、行川アイランドというレジャー施設の最寄り駅として、多くの観光客に利用されていました。しかし、施設の閉園後は利用者が激減し、現在はひっそりとした無人駅となっています。

歴史

この駅は、もともと行川アイランドへのアクセスを目的とした臨時駅として1970年7月2日に開業しました。その後、同年7月18日には一部の急行列車が停車するようになり、1972年7月15日には全ての列車が停車するようになりました。
1987年4月1日には、国鉄分割民営化に伴いJR東日本の駅となり、同時に常設駅として無人化されました。かつては近距離乗車券や急行券の簡易委託販売が行われていましたが、現在は行われていません。
2001年9月1日に、行川アイランドが閉園したことで、特急列車は通過するようになりましたが、勝浦駅～安房鴨川駅間を普通列車として運転する特急は停車します。
2008年1月には駅舎が新しくなり、2009年3月14日からはICカード「Suica」が利用できるようになりました。また、東京近郊区間に組み込まれています。

駅構造

行川アイランド駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅です。ホームは11両編成の列車まで対応できます。以前は駅前に汲み取り式トイレがありましたが、現在は閉鎖されています。
駅は茂原統括センター（勝浦駅）が管理する無人駅で、簡易Suica改札機と乗車駅証明書発行機が設置されています。当駅から安房小湊駅の間は強風の影響を受けやすく、速度規制や運転中止になることがあります。

利用状況

2006年度の1日平均乗車人員は19人と、JR千葉県内の駅の中で最も少なかったです。1990年代前半には200人を超える利用がありましたが、1994年以降は年々減少しています。これは、駅名の由来である行川アイランドの閉園が大きな要因です。

駅周辺

駅周辺には、国道128号線が通っています。また、かつては行川小学校がありましたが、2009年に別の小学校と合併し閉校しました。跡地は、かつうらビッグひな祭りの会場としても使用されていました。
その他、新勝浦市漁業協同組合浜行川支所、勝浦中継局、浜行川漁港、大沢漁港、おせんころがし、浜行川岬などがあります。

バス路線

2019年9月30日には、鴨川日東バスの「市内線」の一部区間が廃止され、バスでのアクセスは不便になっています。

その他

Suicaの利用履歴では、当駅は「行川アイ」と表示されます。

隣の駅

JR外房線
上総興津駅 - 行川アイランド駅 - 安房小湊駅

参考文献

千葉県統計年鑑
JR東日本公式サイト

関連情報

* 駅の情報（行川アイランド駅）：JR東日本

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