西岩国駅

西岩国駅

西岩国駅は、山口県岩国市錦見六丁目に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）岩徳線の駅です。 錦川鉄道錦川清流線の列車も乗り入れています。

概要

川西駅から乗り入れる錦川鉄道錦川清流線の列車も利用可能ですが、当駅を含む岩国駅 - 川西駅間はJR線への片乗り入れという扱いのため、錦川鉄道の列車であってもJRの運賃が適用される点が特徴です。

歴史

西岩国駅は、昭和初期に岩徳線の駅として開業しました。その歴史は以下の通りです。

1929年（昭和4年）4月5日：岩徳線部分開業時の終着駅、岩国駅として開業。当時の駅員数は10名でした。
1932年（昭和7年）5月29日：岩徳線が岩徳東線に改称され、当駅もその所属となります。
1934年（昭和9年）12月1日：岩徳東線が山陽本線に組み込まれ、当駅もその所属となります。
1942年（昭和17年）4月1日：西岩国駅に改称。
1944年（昭和19年）10月11日：山陽本線の経路変更に伴い、岩徳線の所属となります。
1961年（昭和36年）6月6日：貨物の取り扱いを廃止。
1979年（昭和54年）4月5日：開業50周年を記念して、記念植樹や駅名由来標示の設置、駅舎の復元工事が行われました。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物扱いを廃止。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となります。
1992年（平成4年）12月1日：無人駅となります。
2004年（平成16年）7月1日：駅舎を岩国市に譲渡し、地元のNPOふれあい交流館としての活用を開始。同時に簡易委託駅となります。
2006年（平成18年）8月3日：駅舎が国の登録有形文化財（建造物）に登録されます。

駅構造

単式ホームと島式ホームを有する地上駅です。かつては2面3線でしたが、現在は1面1線となっています。ホーム間の移動は跨線橋を利用します。

駅舎内にはJR線の自動券売機が設置されていますが、錦川清流線の乗車券は購入できません。簡易委託駅ですが、窓口業務は行われておらず、実質的に無人駅として機能しています。自動券売機の売り上げの一部がNPO法人の収入となっています。

駅舎

駅舎のアーチ部分は錦帯橋を模した意匠が特徴的です。駅舎の所有権は岩国市に移っており、NPO法人西岩国・駅と広域まちづくりの会が管理を行っています。駅舎内には展示室や、地域交流を目的とした屋内展示・販売区画（旬彩館）や朝市会場があります。

駅周辺

駅周辺には、岩国刑務所、裁判所、検察庁、法務局、郵便局などの公共施設があります。また、岩国市市民球場や岩国総合支援学校、自動車学校なども立地しています。錦帯橋へは隣の川西駅の方が近いです。

バス路線も利用可能で、いわくにバスと岩国市営美和バスが乗り入れています。

その他

西岩国駅は、2002年放送のテレビドラマ「ホーム&アウェイ」のロケ地としても使用されました。

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