西栗栖駅 (にしくりすえき)
西栗栖駅は、
兵庫県たつの市新宮町鍛冶屋に位置する、西日本
旅客鉄道(JR西日本)
姫新線の駅です。のどかな田園風景の中に佇むこの駅は、地域住民の足として、また、沿線観光の拠点として利用されています。
歴史
西栗栖駅は、
昭和初期に開通した
姫新線の駅として、その歴史を刻み始めました。
1934年(
昭和9年)
3月24日:
鉄道省姫津線(現・
姫新線)
播磨新宮駅 -
三日月駅間延伸時に開業。
1962年(
昭和37年)
4月1日:貨物取扱廃止。
1971年(
昭和46年)
3月1日:荷物扱い廃止、
無人駅化。
1987年(
昭和62年)
4月1日:
国鉄分割民営化に伴い、西日本
旅客鉄道(JR西日本)に移管。
2020年(
令和2年)
3月:新駅舎完成。
長年にわたり、地域の移り変わりを見守ってきた駅舎は、老朽化のため
2019年度に解体されましたが、
2020年には新たに簡素ながらも利用しやすい駅舎として生まれ変わりました。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する
地上駅で、
列車交換が可能です。ホームは駅舎よりも一段高い位置にあり、階段またはスロープでアクセスします。佐用方面行きホーム側に駅舎があり、姫路方面行きホームへは構内踏切で連絡します。姫路方面行きのホームにも勝手口があり、出入りが可能です。
かつては運転扱い要員が配置されていましたが、現在は完全な
無人駅となっています。
自動券売機は設置されていません。トイレは改札外にあります。
駅前には、駅の開業を記念した石碑が設置されています。
のりば
駅舎側が1番のりばとなっており、自動放送でもそのように案内されています。
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|
- | -- | -- | ---- |
1 | 姫新線 | 上り | 播磨新宮・姫路方面 |
2 | 姫新線 | 下り | 佐用・津山方面 |
利用状況
2021年度の1日平均乗車人員は70人です。近年は利用者数が減少傾向にあります。
駅周辺
駅周辺には、
国道179号線、相坂峠、
兵庫県道44号相生宍粟線などの道路が通っています。また、西栗栖郵便局、たつの警察署西栗栖駐在所などの公共施設もあります。
バス路線
駅前の「西栗栖駅」停留所からは、
上郡駅や
播磨新宮駅を結ぶ「てくてくバス」が発着しています。ただし、日曜日・祝日および年末年始は運休となります。
隣の駅
西日本
旅客鉄道(JR西日本)
■
姫新線
千本駅 -
西栗栖駅 -
三日月駅
まとめ
西栗栖駅は、地域の歴史とともに歩んできた駅であり、新駅舎の完成により、今後も地域住民や観光客にとって重要な交通拠点としての役割を果たしていくことが期待されます。
外部リンク
西栗栖駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道