西麻植駅

西麻植駅（にしおええき）は、徳島県吉野川市鴨島町西麻植字麻植市に位置する、四国旅客鉄道（JR四国）徳島線の駅です。駅番号はB10。

歴史

1899年（明治32年）10月5日：徳島鉄道の駅として開業。
1907年（明治40年）9月1日：徳島鉄道が国有化され、国鉄の駅となる。
1964年（昭和39年）4月1日：業務委託駅となる。
1970年（昭和45年）6月1日：貨物取扱が廃止。
1972年（昭和47年）10月1日：荷物扱いが廃止。これにより無人駅となる。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR四国の駅となる。

駅構造

阿波池田方面に向かって左側に、単式ホーム1面1線を有する地上駅です。開業当時からの古い木造駅舎が現在も残っており、歴史を感じさせる佇まいを見せています。無人化後は、駅舎内で近距離乗車券を販売する簡易委託駅として運営されていましたが、現在は完全に無人化されています。駅構内には自動券売機は設置されていません。

かつては男女共用の汲み取り式便所が別棟で設けられていましたが、老朽化のため取り壊され、現在はその跡形もありません。

駅周辺

駅周辺には、以下の施設や名所があります。

吉野川医療センター：地域医療を支える重要な拠点です。
徳島県道238号川島西麻植停車場線：駅と周辺地域を結ぶ道路です。
吉野川市立西麻植小学校：地域の子供たちの学び舎です。
国道192号：吉野川市を東西に横断する主要な道路です。
徳島バス鴨島営業所：路線バスが発着し、地域住民の足として利用されています。
江川：吉野川の旧本流の跡地で、湧水が豊富です。夏は冷たく、冬は温かいという「江川の異常水温」現象で知られています。この特異な環境から、徳島県の天然記念物、および名水百選に指定されています。約10キロメートルにわたって流れ、吉野川へと注ぎます。

隣の駅

四国旅客鉄道（JR四国）

■徳島線

■普通

鴨島駅 (B09) - 西麻植駅 (B10) - 阿波川島駅 (B11)

脚注

関連項目

* 日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

西麻植駅 時刻表 (PDF) - 四国旅客鉄道

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