鴨島駅

鴨島駅（かもじまえき）

鴨島駅は、徳島県吉野川市の鴨島町にある四国旅客鉄道（JR四国）の徳島線の駅であり、駅番号はB09とされています。この駅は吉野川市の中心駅として機能し、全ての特急列車が停車する重要な交通拠点です。

歴史

鴨島駅は1899年の2月16日に開業しましたが、開業当初は「かもしま」と呼ばれていました。その後、1937年12月1日には駅名の読み方が「かもじま」に変更されました。1945年、昭和天皇の巡幸に伴い、鴨島駅から穴吹駅までの特別なお召し列車が運行されました。1983年4月6日には、自動券売機が導入され、利便性が向上しました。さらに、1987年には国鉄の分割民営化が進み、四国旅客鉄道が駅を引き継ぎました。1992年には、駅内に喜多方ラーメンの店舗がオープンし、駅舎の改装が行われ、ベーカリーも開店しました。

2019年には「鴨島駅ワーププラザ」の営業が終了し、2021年にはみどりの窓口の営業が終了、その代わりに自動券売機の利用が推奨されるようになりました。

駅構造

鴨島駅の構造は、駅舎側に相対式ホーム1面1線、反対側に島式ホーム1面2線を持っています。駅舎から最も離れたホームは現在使用されておらず、実質的には相対式ホームが2面あり、2線の地上駅です。ホーム間は跨線橋でつながっています。大きな木造の駅舎は1992年に改装され、内部にはセブンイレブンキオスクが設置されています。かつての駅長は廃止され、契約社員が業務にあたっています。

利用状況

鴨島駅の1日平均乗車人員についての具体的な数字は提供されていませんが、地域の中心駅として多くの利用客に支えられていることは間違いありません。

駅周辺

駅の近くには旧鴨島町の中心部が広がり、様々な銀行が立ち並んでいます。また、駅前には吉野川市出身の初代曾我廼家五九郎を称える碑がありますので、訪れる際にはぜひ立ち寄ってみてください。

バス路線

鴨島駅前には「鴨島駅前」停留所があり、徳島バスの鴨島線が運行されています。この路線は徳島駅前から鴨島営業所までを結びます。過去には、鴨島駅前が始発・終着となる二条・鴨島線が運行されていましたが、現在は2022年9月30日をもって運行を終了しました。

また、高速バス「エディ号」は鴨島駅前には止まらず、専ら徳島バス鴨島営業所に停車していました。

隣の駅

• - 麻植塚駅 (B08)
• - 鴨島駅 (B09)
• - 西麻植駅 (B10)

鴨島駅は特急「剣山」の停車駅であり、地域交通の要所として重要な役割を担っています。公共交通の利用が便利なこの場所で、訪問者は多くの魅力を発見できるでしょう。

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